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大会後に引退…細川、新人王で有終Vだ

 西日本新人王決勝戦での必勝を誓った六島ジムの細川(左)と青木=大阪市・JBC関西事務局
 西日本新人王決勝戦での必勝を誓った六島ジムの細川(左)と青木=大阪市・JBC関西事務局

 ボクシング界の“ゴールデンボーイ”が集う「西日本新人王決勝戦」(15日、大阪府立体育会館第2競技場)の前日計量が14日、大阪市中央区のJBC関西事務局で行われ、全12階級24選手がパスした。Sバンタム級には、龍谷大学4年生の細川智弘(六島)が出場。来春から警察官になる22歳は「有終の美を飾りたい」と必勝を誓った。

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 大一番を前に、細川は“大仕事”をやり遂げた。「7日に大阪府警から採用試験合格の通知が届きました。警察官は高校の時から目指してました」と満面の笑み。合格率約6倍の狭き門を突破し、夢を実現させた。

 大学卒業後は引退-、2年前のデビュー時から決めていた。6戦全勝、そして西日本決勝進出。快進撃を続けても「親を安心させたいんで」と、決意は揺るがなかった。予選トーナメントの厳しい戦いと並行して、試験勉強に励む日々。これを乗り越え「気が楽になりました。あとはボクシングに専念するだけです」と、気持ちを新たに決戦へ臨む。

 新人王戦がプロボクサーとして最後の舞台。「(12月の)全日本決勝で勝って、有終の美を飾りたい。(警官としても)はくが付くし、昇進試験にも役立つかな」と気合は十分。『全日本新人王』の肩書を、新天地への手土産とする。

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