大阪府唯一の村「千早赤阪村」合併の合意得られず
◆ 隣接する河内長野市との合併問題 ◆
大阪府で唯一の村、千早赤阪村の松本昌親村長は14日、隣接する河内長野市との合併問題を協議する村議会の特別委員会で「議会と合意が得られなかった。非常に残念だが、最悪の結果になると思う」と述べ事実上、合併を断念する意向を表明した。鎌倉−南北朝時代の武将楠木正成の生誕地とされる村は存続する見通しとなった。合併話が持ち上がったのは07年。大阪府の橋下知事もことし6月、合併が実現した場合、30億円を財政支援する方針を表明し、合併協議を後押ししていた。同村は人口約6400人。
[ 2009年8月15日付 ]
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