映画俳優からスタートし、バラエティー番組の司会でも活躍した俳優、山城新伍(やましろ・しんご、本名=渡辺安治=わたなべ・やすじ)さんが12日午後3時16分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため、東京・町田市の特別養護老人ホームで亡くなったことが14日、分かった。70歳だった。
山城さんが亡くなった老人ホームは2002年に全面増改築された6階建てのきれいな建物で、緑に囲まれた閑静な住宅街にある。山城さんはあまり外出しなかったようで、近所の男性(42)は「ニュースで報道されるまで、まるで知らなかった」と驚いた。
同ホームに面会に来ていた50代女性は「何度か施設で見かけましたが、随分やせた印象で、ほとんど車いす姿。髪もボサボサで別人のようでした」。同ホームで暮らす80代女性は「一緒に食事をしたことがあるんですが、その時ミキサーでドロドロにしたおかずを食べていました。当時まだお元気で、冗談を言って笑わせたりしてたのに…」と寂しそうだった。