JR尾道駅前の尾道市東御所町と対岸の向島町を結ぶ駅前渡船が24日にも運航再開される見通しになった。老朽化した桟橋が沈没した昨年末から運航休止していたが、市が新桟橋を整備。新たな運航計画も認可されるめどがついたためという。
市や運航事業者の向島運航(尾道市西御所町)などによると、休止前と同じ、午前6時から午後10時10分まで1日91便が運航する。料金も従来通りで、中国運輸局に申請している桟橋新設などに伴う事業計画の変更も近く認可される見込み。市も20日に桟橋の完了検査をする。
新桟橋は6月下旬から市が事業費4550万円をかけて整備を進めていた。向島運航が市に月額約17万円の係船料を支払い、利用するという。
尾道水道をはさむ航路は8月下旬に尾道学園(中・高校)が栗原町から向島町へ移転することから利用増が見込まれ、住民も航路存続を望んでいた。
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