Happy Birthday to figure skater Midori Ito
という海外ニュース記事があって、直訳すれば「フィギュアスケーター伊藤みどりさん誕生日おめでとう」ってなるのですが、日本時間の先日、つまり8月13日は、伊藤みどりさんのお誕生日でした。
40回目の。
へぇ~、伊藤みどりさんも四十歳かぁ。あの頃は遠くなったなぁと思いつつ、海外ニュースで記事になっていることに、それが我々からすればマイナーなサイトだとして、やはり、彼女は凄い人なんだなぁと思ったりしちゃったりしました。
ということで、伊藤みどりさん、お誕生日おめでとうございます。
日本女性の平均寿命は、厚生労働省の平成18年の発表によると「85.81歳」なので、なんつうか、まだ半分もいってないですね、となる(笑)
(参考)厚生労働省の平均寿命のページ
まだ半分も年齢重ねていないですよ、伊藤みどりさん。
けれども、この40年は、同じ年齢、世代の人と比べると、比較にならないくらい壮絶で、孤独で、凝縮され、波乱に満ちつつも充実した年月と思われ、このニュースの最後にある文章に、「さもありなん」と納得したりするのであります。
Midori Ito was a trailblazer for Japanese figure skating, opening the door for skaters such as Yuka Sato, Shizuka Arakawa, Fumie Suguri, and Mao Asada.
■Happy Birthday to figure skater Midori Ito
(examiner.comより。全文はリンク先参照。August 13, 9:18 AM)
直訳すると「伊藤みどりは日本のフィギュアスケートのための先駆者でした。そして、スケーター(例えば佐藤有香、荒川静香、村主章枝と浅田真央)のためにドアを開けました」となるかと思いますが、
opening the door
という言葉に、感動!
細かいことをいえば、伊藤みどりさんだけでなく、それ以前も以後も多くの人達の見える姿、見えざる努力の上に今現在があるのですが、少なくとも、「先駆者」、世界と戦う「先駆者」であったわけで、150センチにも満たない体で、天に弾けるように、舞うというよりも駆け上がるというような、夢と希望を多くの人に与えれくれた人なわけで、その延長線上に今を見ていると、何か込み上げてくるものがあります。
このニュース投稿者、Tina Molly Lang、ティナさんですかね?アジア系と思うのですが、フィギュアスケートが好きな方なんでしょうねぇ。どんなサイトなんだろう、ここ。
カテゴリーが「エンターティメント」なんですよね(笑)
そして、1989世界選手権のフリー演技の動画が、YouTubeなんですが、記事に貼り付けられていたりします。
山田満知子センセイも若い。
つうか、ネイルもばっちりで指輪も目立っています。
この手を重ね合わせたポーズって、よく見ます。
今から20年前。
伊藤みどりさんは二十歳。誕生日前なので19歳ですか。
浅田真央選手、来月で19歳ですね。
山田満知子センセイは・・・(略)
この翌年に浅田真央選手やキム・ユナ選手は生まれます。
リアル世代からすると、ついこの間、なのですが、じっくりと年月というものを振り返ると、二十年という年月は重みがあり、伊藤みどりさんや山田満知子センセイもそうですが、見ている側も二十年を過ごしてきました。
あれがあり、これがあり、そして、今がある。
そして、これからも、あれがあり、これがあり、そして、未来がある。
淡々と時を過ごしてゆくわけですが、一番近い、気になる未来ってのは、オリンピックやそれに付随するイベントだったりしますが、なんつうかオチもない記事を書くと、どこで文章を終わっていいかわからなくなるのですが、伊藤みどりさんが開けた「世界への扉」を、真っ直ぐに突き進む今現在のスケーター達の姿を、しっかりと見なきゃナ、なんて思っていたりします。
コタツにミカンで(笑)
マ、そんなこんなで伊藤みどりさんお誕生日おめでとう記事を終わります。
面白い記事です。
伊藤みどりに対する「無意識の」過小評価がにじみ出ていてます。
伊藤さんが日本では評価されない「現状」が、よく表れています。
(しかし本人は称賛しようとしている。
伊藤を低く設定し、その低い位置から、ホメて持ち上げようとしている)。
「先駆者」であることは、伊藤の評価に影響はありません。
荒川さんや浅田さんら、後につづく選手が、
「一人もいなかった」としても、伊藤の評価に影響はありません。
まさにその英語の記事の筆者「Tina Molly Lang」さんも、記事の中で、
このような過小評価「見下し」について、
「underrated」(見くびる)と言って嘆いています。
(ちなみに。その英記事も、「jumping abilities」を「technical」に分類したり、
「artistry」「expression」の使い方など、
日本人にそっくりの間違いを犯しているのでご注意。(恐らくアジア系のためでしょう)。
これが日本での過小評価の大きな原因になった)。
(さらに詳細を知りたい方は、Yahoo掲示板・2chの「伊藤みどり」を参照)。