岡山放送局

2009年8月14日 23時25分更新

ボランティアの片付けづづく

今月9日、台風9号に伴う大雨の被害を受けた美作市では、ボランティアの人たちが被災者の家財の片付けなどを手伝っています。

美作市江見の市の福祉施設には12日から「美作市水害ボランティアセンター」が設置されていて、市の社会福祉協議会の人たちがボランティアの受け付けや手配などの作業を行っています。

14日には多くの家が浸水の被害にあった土居地区に、学生などおよそ70人が派遣され使えなくなった家財や土砂などの撤去作業を行っていました。

被災地では1人暮らしのお年寄りなどを中心に後片付けが思うように進んでいない住宅が依然として数多くあってボランティアを派遣して欲しいという要請が数多く寄せられているということです。

また14日には県内の病院に勤める医師がボランティアで被災者の家を回っていて血圧を測ったり、問診をしたりして、被災者の健康に問題がないかどうかなどを調べていました。

大阪から来たという女性は「力になれればと思い来ました。
雨がこんなにも恐ろしいのかと初めて実感しました。若い人たちにも積極的に参加してもらいたいです。」と話していました。

一方、床下浸水の被害を受けたお年寄りの女性は「私だけではどうにもできなかったので本当に助かっています。涙が出るほどうれしいです。」と時折涙を見せながら話していました。