岡山放送局

2009年8月14日 23時25分更新

夢二美術館「館蔵名品展」


岡山県出身の画家で美人画で知られる竹久夢二の作品のうち、これまで公開されてこなかった作品の展示会が岡山市中区の美術館で開かれています。

この展示会はことし竹久夢二の生誕から125年になるのに合わせて岡山市北区の夢二郷土美術館で開かれているもので、美術館所蔵の作品のうちこれまであまり公開されてこなかった136点が展示されています。

このうち、今回が初公開の「小鳥」という作品は、色とりどりの小鳥やリンゴなどが規則的に配置された色鮮やかな作品で、本の表紙の裏側を彩るデザイン画として描かれたと言うことです。

また同じく初公開の「紅いソファー」はソファーの赤色とそこに横たわる婦人の白い肌とのコントラストが印象的な作品で、大正時代の婦人雑誌に掲載された挿絵の原画です。

このほか、身近な風景や草花をモチーフに、夢二がデザインを手がけた封筒なども展示されています。

この展示会は、岡山市中区の夢二郷土美術館でことし10月12日まで開かれています。