2009年8月14日 23時25分更新
終戦の日の15日、東京で開かれる「全国戦没者追悼式」に出席する県内の戦没者の遺族たちが14日、東京に向けて出発しました。
全国戦没者追悼式は戦後64年を迎える15日、全国から遺族らが参加して東京で開かれます。
岡山県内からは85人が参加する予定で14日はJR岡山駅で出発式が行われました。
15日の戦没者追悼式では津山市の木村園さん(91)と、岡山市の井上文子さん(82)の2人が県内の遺族を代表して献花を行うことになっています。
このうち夫がフィリピンで戦死し、県内の遺族のなかでも最高齢の木村さんは、「64年がたちましたが戦争を忘れることなく、平和がずっと続いてほしいと願っています。」と話していました。
また、空襲で父親を亡くした井上さんは「あすは県内の遺族を代表して献花するので少し緊張していますが、今の平和な世の中を戦没者に報告してきたいと思います」と話していました。
このあと遺族たちは新幹線で東京に向けて出発しました。
全国戦没者追悼式は東京の日本武道館で15日正午前から開かれます。