姫路・西播磨
家屋の被害調査始まる 豪雨被害の佐用、宍粟
家屋の被災状況を調べる調査員=佐用町家内(撮影・岡本好太郎) |
豪雨に襲われた佐用町と宍粟市で13日、被災した家屋の全壊、大規模半壊など、被害程度を判定する調査が始まった。県家屋被害認定士の資格を持つ職員ら計42人が被災家屋を見て回り、被害状況を点検した。調査結果は今後、市町が被害程度を判断する資料となる。
佐用町では、応援に駆けつけた県や他市の職員ら41人が、2人一組で199世帯を調査。17日までに、町内全域13地区7200世帯を回る。当時の状況を住民から聞き、屋内の様子を見て床や壁の被災状況を調査。デジタルカメラで被害程度を記録した。
自宅が床上浸水した佐用町の坂本卓夫さん(62)は「ぬれた畳は全部捨て、1階は歩けない状態。2階中心に暮らしている。早く復旧させたい」と話していた。
宍粟市では認定士の資格を持つ職員のうち1人が、被害の大きかった一宮町曲里などを回った。17日から県職員らが応援に加わる予定。
県のまとめによると、13日午後6時現在、佐用町で472棟、宍粟市で555棟が浸水。家屋損壊は佐用町で12棟、宍粟市で6棟を確認しており、さらに調査を進める。(安田英樹、若林幹夫)
(8/14 10:00)
姫路・西播磨
- JR姫新線 復旧作業、困難極める(8/14 10:00)
- 家屋の被害調査始まる 豪雨被害の佐用、宍粟(8/14 10:00)
- 店再開の先行き見えず 佐用の商店街(8/13 10:00)
- 佐用にボランティア続々 神戸、淡路から(8/13 10:00)
- 被災地にボランティア 避難所支援、徐々に物資も(8/12 09:00)
- 佐用高野球部員が復旧支援 公式戦延期で可能に(8/12 09:00)
- 一夜明け、悪夢の光景 佐用町現場ルポ(8/11 09:00)
- 被災者ら「まるで知らない町」 佐用の避難所(8/11 09:00)
- 雨にも負けず勇姿披露 消防フェスタ 相生(8/10 09:10)
- “本場”で90人乱舞 播州よさこい連「夢笑志」(8/10 09:09)