MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

芸能ホーム > 芸能 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

「白馬童子」山城新伍さん死去…70歳、老人ホームで

花園ひろみと2度結婚、2度離婚

 「白馬童子」で人気を集め、東映の二枚目スターとして多くの映画に出演、バラエティー番組の辛口トークでもおなじみだった山城新伍(やましろ・しんご、本名渡辺安治=わたなべ・やすじ)さんが12日午後3時16分、誤嚥性肺炎のため、東京都町田市の特別養護老人ホームで死去したことが、14日分かった。70歳。京都市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は弟の鎮夫(しずお)氏。

 大原麗子さんに続いて、昭和を彩ったスターがまたも世を去った。

 山城さんは糖尿病が悪化したことから都内のマンションを引き払い、昨年6月に老人ホームに入所した。所属事務所は「足が弱り、車いすの生活をしているが、ちゃんと話もできる。合併症がこわいので、きちんとしたリハビリをすることが必要と判断した」と入所理由を説明していた。山城さんは面会に訪れた俳優仲間には会わず、昨年9月の「週刊文春」で「芸能界に戻るつもりはない」と語っていた。

 1938年11月10日、京都市生まれ。府立高校卒業後、57年に東映の第4期ニューフェースに合格。主な同期生は室田日出男、佐久間良子(70)、そして後に結婚する花園ひろみ(68)だった。

 その名を知らしめたのは60年の子供向けテレビドラマ「白馬童子」。当時は映画業界のテレビ界に対する偏見が根強く、山城さんにはベテラン俳優からの嫉妬が相次いだという。それでも映画「不良番長」シリーズや「仁義なき戦い」などの悪役で存在感を見せた。

 大部屋俳優とも仲が良く、川谷拓三とのコンビで出演した日清食品「どん兵衛」のCMは76年から90年まで続いた。

 歯に衣着せぬ発言に機転の利くトーク、タブーを恐れない姿勢はテレビのバラエティー番組でその才能を発揮。75年、テレビ東京の深夜番組「独占!男の時間」でテレビ放送に大胆なお色気を持ち込んだ。司会を務めたフジテレビ系の「アイ・アイゲーム」では放送禁止用語を「チョメチョメ」と言い換えて流行語になった。

 映画監督としても5作を監督。2000年の「本日またまた休診なり」は、医師として貧しい人を率先して診察した父に捧げた作品。「こういう地味な映画を大手会社が作らないのは悲しい」と話していた。

 花園とは結婚と離婚を繰り返した。ドライブで花園を助手席に乗せ「結婚してくれないとこのまま湖に突っ込む」と口説いた話は山城さんが生前、何度も披露していた。だが、持ち前のプレーボーイがあだとなって85年に離婚。91年に花園と復縁したが、女性問題で95年にまた離婚した。

 1人娘の女優、南夕花(42)はそんな父への複雑な思いから「婦人公論」誌上で「父とは呼びたくない」と決別宣言、戸籍を抜いたことを明かしていた。山城さんの落胆は大きく、老人ホームでも口癖のように「娘に会いたい」と話していたという。

≪山城新伍さんの主な出演作≫
【映画】*は監督
1958/台風息子
 61/旗本退屈男
 63/次郎長三国志
 69/不良番長・送り狼
 71/ポルノの帝王
 73/仁義なき戦い 広島死闘篇
 75/新仁義なき戦い
 79/トラック野郎 故郷特急便
 80/ミスターどん兵衛* 
 86/キネマの天地
 87/ハチ公物語
 89/せんせい* 
 91/首領になった男
 94/やくざ道入門*
 96/岸和田少年愚連隊
 99/サラリーマン金太郎
2000/本日またまた休診なり*
  /週刊バビロン*
 08/暗黒街の帝王 カポネと呼ばれた男
【テレビ】
 59/風小僧
 60/白馬童子
 75/独占!男の時間
 77/新五捕物帳
 79/アイ・アイゲーム
 83/新ハングマン 
 86/妻たちの課外授業II
 88/クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!
 90/新伍・紳助のあぶない話

ZAKZAK 2009/08/14

山城新伍

芸能ニュース

もっと見る