【仏国ブログ】フランス人も注目する日産の電気自動車『リーフ』

　日産自動車は2日、横浜市に建設された新社屋完成セレモニーで、2010年の後半に発売予定の電気自動車『リーフ』を公開した。『リーフ』は、売れ行きが好調なハイブリッドカーのトヨタ『プリウス』やホンダ『インサイト』の有力なライバルになりうると見られている。また、日産自動車が仏ルノーと提携関係にあることから、フランス国内では『リーフ』に対して注目が集まっている。

　フランス人ブロガーJeremy　Bellangerは「これまでもハイブリッドカーと電気自動車の競争はあった。しかし電気自動車『リーフ』の販売により、さらに競争が激化するだろう」とブログに記している。

　続けて「5人乗りでゼロ・エミッション（無排ガス）である『リーフ』は販売予定価格が明確にされていないが、高級車ではなく手頃な価格で購入しやすい車だといわれている。ポルトガルとイギリスに加え、日本と米国でも生産予定であり、生産拠点が分散する。そのため世界市場を舞台に成功することも可能だろう」と記している。

　これに加えて「発売までまだ時間があるので、ライバルであるハイブリットカーのメーカーも新たな手を打ってくるだろう。また、自動車を電気化するとしても、供給源を統一化する必要がある。自動車メーカーによって供給源が異なるようでは、将来的にガソリンスタンドに代わる供給ステーションで混乱を生じるだろう」と書き綴っている。

　最後に「エネルギーには限りがあるので、ガソリンに代わるエネルギーの使用を真剣に考えなければならない。将来はハイブリッドカーか電気自動車のどちらが残るのだろうか」と綴った。（編集担当：山下千名美・山口幸治）

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