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麻薬“運び屋”の日本人逮捕者が急増 韓国
韓国に覚せい剤などの麻薬を持ち込んで逮捕される日本人が急増している。背景に何があるのか、ソウル支局・大滝公成記者が取材した。
去年8月以降、逮捕された日本人は15人に上る。20歳代の若者が多く、大半は「30万円程度の報酬で荷物を運んでくれと頼まれた。中に何が入っているかは知らなかった」と供述している。第三国から韓国を経由して日本に運ぶ、「運び屋」に仕立てられたものとみられている。
仁川税関のイ・スンギュ麻薬課長は「韓国は『麻薬に汚染されていない国』という印象があるので、(韓国から日本に入る旅行者は)疑われず、税関検査を避けられます」と話している。
麻薬の密輸は韓国でも重罪。覚せい剤密輸の罪に問われ、19日に裁判所に出廷した日本人被告には、一審で懲役3年以上の刑が言い渡されている。
韓国の捜査当局は、背後に日本の暴力団などの大がかりな組織がからんでいるとみている。
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