しょこたん 5200メートルもぐる!
タレント・中川翔子(24)が、有人潜水調査船「しんかい6500」に搭乗することになり、13日、都内で会見が行われた。レギュラー出演するTBS・MBS系「飛び出せ!科学くん」(月曜、後11・30)のスペシャル番組(9月15日、後7・55)での企画で、中川は、8月下旬に岩手県三陸沖の日本海溝で、水深5200メートルまで潜り深海生物の採取に挑戦する。芸能人の「しんかい-」への搭乗は故・緒形拳さん以来2人目だが、中川の潜る水深は、芸能人最深度。“ギガント深い”未知の世界に、冒険家しょこたんが挑む!
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「深海は人類にとって果て無き夢の場所。私を選んでくれたこと、人生の大きな衝撃の瞬間です」-。そう言って中川は感激の表情を浮かべた。
有人潜水調査船「しんかい6500」は、本来、論文提出を目的とする研究者でないと、搭乗することはできない。だが今回は「しんかい-」の完成20年を記念し、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が同船の認知のため特別にTV局へ番組企画を募集。その結果「科学への造詣が深い」(関係者)と、中川を搭乗者とする「飛び出せ!-」が選ばれた。
中川は、深海生物マニアで知られ、ブログやラジオでその魅力を熱っぽく伝えてきた。今回の抜てきは念願で「人生が終わるなら宇宙か深海と思っていたし何も怖くない。ギガントキプリス、ナガヅエエソ(いずれも深海生物)が見たい!」と興奮している。
24日に支援母船「よこすか」に乗り青森県八戸港を出発。25、26日のいずれかに岩手県三陸沖の日本海溝で潜水調査を実施。27日までに岩手県大船渡港に帰港予定。同船には中川以外にはパイロット2人しか搭乗できないため、中川には深海5200メートル地点でのロボットアームによる深海生物採取というミッションが課せられている。
新生物の発見の可能性も高いそうで、いざ発見となれば命名権は中川に委ねられ「ショコタン」なる生物が誕生するかも!?誰もが経験することはできない未知の世界への大冒険に中川は「新生物を発見、採取、無事帰還して。伝説を作り語り継ぎたい」と意気込み。その大きな瞳を輝かせていた。