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<生還>転落の航海士 ペットボトルにつかまり2時間漂流

8月13日23時0分配信 毎日新聞

 13日午前7時ごろ、鹿児島県与論島から東約25キロの太平洋上で、漂流中の日本人男性(24)がリベリア船籍の貨物船に救助された。沖縄行きのタンカー「ARIAKEMARU」の甲板から転落した3等航海士で、ペットボトルを浮輪代わりに約2時間漂流し、けがもなかったという。

 第10管区海上保安本部によると、男性は甲板にゴミを出しに行ったところ、突然船が揺れて海に投げ出されたという。救命胴衣を着ていなかったが、一緒に落ちたゴミの中に、2リットルの空ペットボトルを発見。しがみついていたという。

 10管は「ペットボトルがなかったら、2時間の漂流は厳しかっただろう。助かる可能性は低かったのでは」と話している。【黒澤敬太郎】

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最終更新:8月14日8時22分

毎日新聞

 

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