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押尾学もハマった…劇ヤク「MDMA」体験者が激白

手軽さうけ若者の間で急速に拡大

 ミュージシャンで俳優の押尾学容疑者(31)の逮捕で、にわかに注目を浴びたのが合成麻薬「MDMA」。酒井法子容疑者ら逮捕者が相次いでいる覚醒剤・大麻ほどの“メジャーさ”はないが、手軽に摂取できるうえ、独特の多幸感が得られるとして若者の間で急速に広まっているという。しかし、致死性の「毒」が混じった“不良品”が出回っているほか、「脳に深刻な後遺症を残す」との指摘も。一体どんな薬物なのかを体験者に聞いた。

 「MDMA」(メキレンジオキシメタンフェタミン)は興奮・幻覚作用を起こす合成麻薬の一種。精神疾患の治療薬として誕生したが、1980年代後半、麻薬として欧州で爆発的に流行した。主にテクノ系の音楽を流すクラブや「レイブ」とよばれる野外イベントで広まったが、90年代後半には日本でも「エクスタシー」「バツ」「タマ」などの別称で流通し始めた。MDMA使用経験のある都内の30代男性はその効果をこう語る。

 「摂取すると20−30分で気分が高揚してくる。どんなに落ち込んでいてもハッピーになり、周囲にいる人がいとおしくてしようがなくなる。そんな気分が2−3時間、質がいいものだと5−6時間続くんです」

 相場は1錠5000円程度。錠剤やカプセル状になっており、水とともに飲めるので簡単に服用できる。大麻のような独特のニオイもなく、覚醒剤のような暗く危険なイメージもない。そのため、軽い気持ちで手を出す人が多いという。

 「“現役時代”は、クラブやレイブに出かけると友人の誰かが持っていた。持ち運びに便利だし隠しやすい。お手軽だから合法ドラッグと同じような感覚で、飲むのに抵抗感はなかった」と男性は言う。

【ほかの薬物との併用で危険度増】

 押尾容疑者の事件では、同容疑者と一緒にMDMAを摂取したとされる女性(30)が急死している。死因はまだ不明だが、女性の部屋からはコカインが押収されており、チャンポンが死に結びついた可能性もある。

 「MDMAは乱用者の7割が10代から20代の若者。“市場”が小さいため、品質が安定しない。不純物や別の成分が混ぜられているケースも多く、これが事故につながりやすい。ほかの薬物と併用すると、より危険度は増す」(捜査関係者)

 実際、昨年1月にはイスラエルや日本、タイで活動していた密売グループから押収したMDMAから致死性の猛毒成分「ダイオキシン」が検出され、グループを摘発したオランダ警察が「服用すると死亡する危険がある」と異例の呼びかけを行った。

 「疲労を感じなくなって一晩中でも踊り続けられるので、過剰な運動で脱水症状や心臓まひを起こす危険もある。中でも一番怖いのが後遺症。脳に深刻なダメージがあるといい、実際にクスリの抜け際にはひどいうつ状態になる。その状態を『ヨレる』と呼びますが、ヨレないためにますますクスリに頼るようになる。うつを悪化させて自殺した友人もいます」(前出の男性)

 “エクスタシー”を得ながら、本当に昇天してしまってはシャレにもならない。

ZAKZAK 2009/08/11

押尾学 LIV

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