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ゴーヤでCO2削減 京セラが工場に緑のカーテン (1/2ページ)
京セラは工場など事業所の外壁をゴーヤなどの植物で覆い、緑化や省エネを促進するエコ活動を進めている。平成19年に1拠点で始めたが、今年は全国12拠点に拡大した。年間の二酸化炭素(CO2)吸収量は合計約2700キログラム(スギ約194本に相当)に及ぶという。省エネ効果を検証しながら、さらに実施事業所を拡大する方針だ。
植栽で建物を覆うことから「グリーンカーテン」活動と名付けた。同社の調べによると、グリーンカーテンを施した外壁は表面温度が15度低下。この結果、午前中はエアコンの運転を止めるなど、省エネにつながっているという。
また、収穫したゴーヤは社員食堂で提供。枯れたゴーヤは堆肥(たいひ)にし、他の植栽の育成に利用するなど「循環型」をテーマに取り組んでいるのも特徴だ。
長野岡谷工場(長野県岡谷市)では今年から、「カーテン」への散水に、工場で使用した水の利用を始めた。同工場の植栽は長さ140メートルに及び、散水は1日2〜3トンの水が必要。生産工程で使った水を浄化し、再利用することで、節水効果も出ているという。
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