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【新型インフル】脳症、肺炎、呼吸障害 相次ぐ重症化
11日に茨城県の男児(4)がインフルエンザ脳症を発症したのに続き、福島県でも男児が肺炎を発症、大阪府でも男性(29)が新型に感染し、人工呼吸器を着けての治療が続いている。
今回の新型は感染者(4689人、7月23日時点)のうち、10歳未満が909人(19%)、10代が2191人(47%)、20代が816人(17%)と、若い世代に感染者が集中していることが大きな特徴だ。
子供や若者で新型の感染により重症化するケースが出てきたが、厚労省は「ウイルスの毒性が強まったわけではない」と冷静な対応を呼びかけている。
厚労省によると、インフルエンザ脳症や肺炎などの症状は季節性でも一定の確率で発生している。新型でも茨城県の男児を含め、これまでに5人がインフルエンザ脳症を発症している。
今回の新型インフルエンザは「弱毒性」とされ、多くの場合、1週間程度で治る。しかし、インフルエンザは季節性でも毎年1千万人が感染し、1万人が死亡するとされている。
厚労省は当初、感染が疑われる場合、各都道府県が設置する発熱相談センターに電話した上で、医療機関を受診することにしていた。しかし、6月に新型対策の運用指針を変更したため、原則的にすべての医療機関で新型の診察が可能になった。
厚労省は「少しでも不安を感じたら近くの医療機関を受診したり、電話で相談してほしい」と呼びかけている。
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