2009年8月13日 20時3分更新
美作市は雨の影響でさらに土砂崩れが起きる恐れがあるとして12日、午後8時すぎに土砂崩れで1人が死亡した田原地区の1世帯1人に対して避難指示を出しました。しかし、市の職員の連絡ミスで岡山県に対しての報告が17時間あまり遅れていたことがわかりました。
避難指示が出されたのは今月9日に大雨による土砂崩れで1人が死亡した美作市田原地区の1世帯1人です。
美作市では雨の影響で土砂がさらに崩れ落ちる恐れがあるとして、1人が死亡する土砂崩れが起きた田原地区の1世帯1人に対して12日、午後8時20分に避難指示を出しました。
避難指示の対象となった住民は現在、親せきの自宅に避難しているということです。
12日夜の避難指示について美作市では、指示を出してから17時間あまりが経過した13日の午後1時すぎになって、県に情報を伝えていたことがわかりました。
美作市によりますと県に避難指示や避難勧告などの情報を伝達するためのネットワークシステムへの入力作業について、担当する職員が他の業務を行っていて忘れていたということです。
美作市では今月10日にも実際には「避難勧告」が出ていなかった地区にも勧告が出たという誤った情報が県に伝えられ、県のホームページなどに14時間にわたって掲載される問題があったばかりです。