2009年8月13日 20時3分更新
耐火煉瓦の産地として知られる備前市の三石地区を明治時代から現代にかけて撮影した写真の展示会が備前市で開かれています。
この展示会は、備前市三石地区の住民でつくる町おこしのグループがふるさとの歴史を知ってもらおうと開きました。
会場には明治時代から現代にかけて地元の風景や住民たちの姿を写した写真やパネルなど合わせておよそ500点が展示されています。
このうち、昭和11年の写真には、大勢の人が見守る中、橋の上を通行する1台の戦車が写されていて、当時の物々しい雰囲気が伝わってきます。
また、戦後の高度経済成長期にあたる昭和30年代後半の写真では、耐火レンガの工場の煙突が立ち並び、車が列を連ねて走る通りの賑やかな様子が写されています。
このほか、馬車などでレンガの材料となるろう石を運び出す昭和15年の写真なども展示され、訪れた人たちが見入っていました。
この展示会は15日まで備前市役所の三石出張所別棟で開かれています。