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聖子&明菜の次世代として気楽さと孤独が…酒井容疑者

覚醒剤逮捕・のりピー栄光と奈落(4)

 人気アイドル出身で、大人になってからも清潔感のある歌手や女優として所属事務所、サンミュージックの看板タレントだった酒井法子容疑者(38)。なぜ道を踏み外してしまったのか。

 福岡市生まれの酒井容疑者は中学3年生だった1985年10月26日、資生堂主催の「ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト」で、BOMB!賞を獲得した。酒井の将来性を見込んでデビューをさせるために急遽、新設した賞だった。

 当時、グランプリを獲得した水谷麻里は後に引退して漫画家、江口寿史氏の夫人に。Momoco賞の畠田理恵は将棋の羽生善治名人の夫人におさまっている。

【聖子、明菜の次世代としての気楽さと孤独】

 デビュー当時から知る音楽プロデューサーの酒井政利氏は、「彼女には“次点運”があった。コンテストもそうですし、運良く松田聖子、中森明菜が疲れてきたころに頭角を現している。持って生まれた素質とプロダクションの力の入れ方。その両輪でここまできた」と振り返る。

 音楽ジャーナリスト、湯浅明氏も「聖子、明菜の次の世代としてライバルがいない孤独さと気楽さがあった。のりピー語や、手話を駆使した楽曲など、こういうがんばり方もあるのかと感心した」と話す。

 順風満帆だった彼女の転機は、98年の結婚だったと指摘する関係者は多い。自称プロサーファー、高相祐一容疑者とのできちゃった婚に、昔からのファンは「おやっ?」と思った。

 「危険をはらんだ甘やかさに流された。家庭の不幸などで苦労を積み重ねてきた酒井には、人恋しい面があったんでしょう」と酒井氏。

 結婚すれば、それなりのイメチェンも必要だ。湯浅氏は、タレントを育てる側の難しさをこう指摘する。「タレントはある時期から、周囲を肥やしにして、マネジャーの3〜4倍のスピードで急成長する。ブレーン作りが肝要で、さまざまなジャンルの優秀なプロデューサーから刺激を得るような環境づくりをしないと、見下されてしまう」

 高相容疑者は老舗スキーショップ経営者の御曹司だったが、サーフショップなどの商売はうまくいかず、家庭内の“経済格差”から亀裂が生じていった。子育てに追われながら生活資金を稼ぐためのタレント活動を強いられた酒井容疑者。

 「テレビやイベントで見る印象が明らかに変わった」(民放スタッフ)のはその頃からだ。

 酒井氏は「クスリのことや激ヤセぶりに周りが気がつかないわけがない。結婚してからは、妙に気を使ってゆるやかな場所に置かれていた」と語る。老舗のサンミュージックにはタレントを信頼して、細かい口出しをしないおおらかさがあったが、今回の事件を機に、「タレント管理マニュアル」の作成に乗り出した。マニュアル世代には、やはり厳しい管理が必要なのか。(芸能界薬物汚染取材班)

ZAKZAK 2009/08/13

酒井法子

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