2009年8月10日21時46分
野球の関西独立リーグの大阪は10日、オーナー(出資者)の経営から撤退したいとの意向を受け、今後はリーグから人件費などで援助を受けることになると明らかにした。今季は約1800万円の赤字が出る見通しだという。経営の譲渡を模索し、新たな出資者と交渉中だが、めどは立っていない。
大阪によると、オーナーは医療関係者2人。1千万円余りの出資を受け、借り入れもしているという。浦野聖史社長は「赤字見込みの約1800万円など今後、大きな額を出すのは厳しいと言われた」と説明した。前運営会社による分配金3千万円の未払いで経営が悪化。選手給与を7月分から半額の月額10万円に減額したばかりだった。
またこの日、リーグ運営会社の木村竹志社長の辞任が発表された。運営会社名を「関西・東海リーグ」に変え、事務所は津市に移転する。社長には10年参入予定の三重の壁矢慶一郎社長が就く。