2009年 8月 12日
お盆の帰省ラッシュ
お盆をふるさとで過ごす人たちの帰省ラッシュが続いています。12日、JRが混雑した一方で、高速道路は目立った渋滞は起きていません。JR岡山駅の下りの新幹線ホームでは、スーツケースを持った家族連れなどが次々と列車から降りて来ました。JRによりますと、新幹線の自由席の乗車率は、午後1時22分大阪発博多行きのひかりの140%を最高に、下りのほとんどの列車で、乗車率が100%近くになっています。在来線では、瀬戸大橋線の特急南風3号が乗車率150%となったのを最高に、各路線で混雑しています。JRの帰省ラッシュは12日がピークで、混雑は終日続くとみられています。一方、高速道路は目立った混雑はありませんでした。日本道路交通情報センターによりますと、ETC割引が拡大される13日が、帰省ラッシュのピークと見られていて岡山道の下り線、高梁サービスエリア付近で、最大20キロの渋滞が予想されています。

香川銀行の元支店長代理が着服
高松市に本店を置く香川銀行の元支店長代理が、客から預かった金など約4600万円を着服していたことが分かりました。着服していたのは、愛媛県にある香川銀行八幡浜支店に勤務していた45歳の元支店長代理の男性です。香川銀行によりますと、この元支店長代理は、2001年6月から約8年間に客から預かった金を入金しなかったり、払い戻しの請求書を偽造するなどして、約4600万円を着服していたということです。今年5月の内部調査で発覚したもので、元支店長代理は、着服した金は、ローンの返済や遊興費に使ったと話しているということです。香川銀行はこの元支店長代理を先月31日付けで懲戒解雇とするとともに香川県警に詐欺罪などで刑事告訴したということです。

美作市豪雨災害 復旧作業に人手不足
大雨による被害から4日目。美作市の被災地では復旧に向けた作業が進められていますが、高齢者だけの世帯では人出不足が問題となっています。多くの住宅が浸水被害を受けた美作市江見地区では家族や若者のいる世帯では片づけ作業が進んでいるもの高齢者だけの世帯では人出が足りず、片付けは思うように進んでいません。こうした状況を受け、美作市は12日からボランティアを受け入れるため作東保健センターに窓口を設置しました。県内外から60人が駆けつけましたがまだ数が足りないということです。一方、美作市にある工業団地の空き地には災害で出たゴミが次々と運ばれていますが、焼却場で処理できる量を超えていて今後、被災ゴミをどう処理するかが問題となりそうです。

美作市の突風で岡山県が住宅の復興支援
美作市の突風災害で壊れた住宅などに対し、岡山県は、建て替えや補修の費用を補助することを決めました。岡山県の被災者支援は、美作市の復興事業を支援する形で行われます。美作市は、突風災害で全壊した家屋に最高300万円、半壊や一部損壊に最高150万円の建て替え、改修費用を支給することを決めていて、この費用の2分の1から3分の1を岡山県が負担すると言うことです。先月19日に美作市で発生した突風では、全壊が2棟、半懐や一部損壊が79棟に上っています。県では、1200万円の予算を見込んでいて、9月定例県議会に補正予算として提案する予定です。