【記事】 悲しい1日
ララカンパニィ店長@竹原の徒然


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こんなに泣いたのは人生で初めてです。

昨日、TAKUが星になってしまいました。

あんまり急で、覚悟もできていなくて、

もちろん仔犬のTAKUを迎えた時から漠然と、そして病気がわかったときから多少の覚悟はあったつもりでしたが、こんなに早く現実になるなんて・・・。



昨日の朝、TAKUは血の塊の混じった嘔吐をしました。
食欲もさらに落ち、コラーゲンスープさえ飲んでくれません。
行きつけの病院に電話しましたが(もう、ほとんど毎日電話して、2日おきくらいに連れて行っています。)、胃が荒れているかもしれないので大田胃酸のような胃薬、食欲がなければ増進させる薬もあるといわれました。
薄々気づいていましたが、もうここの病院では無理、とはっきりと思いました。
そんなのはひとつひとつの一時的な対処にしかなっていない。
この状況が太田胃酸で治るわけがないじゃん!

転院は少し前から検討して探していましたが、近所の病院はどこも似たり寄ったり。
少し遠いけど、今日中に設備の整った病院へ連れて行くことを決意し、耕作人に早く帰ってきてもらいました。

ますます後ろ足が弱くなって、立ち上がるものやっとというか、ほとんど立てない状態です。
足に触ってみると、ここ数日で急激に軽く、柔らかくなってしまい、筋肉ってこんなに急に衰えてしまうのかと愕然としました。

応対してくれたのは若い女の先生。

先日の血液検査の結果と薬も持っていきました。
念のため、ここでも血液検査とレントゲンを撮りました。

先生の所見は、とにかく貧血がひどいので、早急に輸血を、ということでした。
確かに腎機能も良くないことは良くないけれど、それよりも深刻なのはヘモグロビンの低さ。
命にかかわるくらいだと言いました。

そして、先日出された副腎皮質ホルモンの錠剤を見て、これは単独で処方されたのですか、と聞きました。
レナ・ママさんのコメントに胃薬はもらいましたかというのがあったのを思い出しました。

そして、この薬は食道や胃壁を傷つけて出血を起こす可能性もあるから、今は止めてくださいと言われました。

レントゲンを見る限り、肺はうっすらと全体に白いものの、内臓への転移があるといえる段階ではない。
リンパ節の腫れがあるので、こちらに転移している可能性はあるかもしれない。

あと、心臓がかなり肥大していて、貧血にくわえて心臓が完全ではないのでよけい血の巡りが悪くなっているとも言われました。

今後、心臓のケアもしながら、治療を考えていきましょう。
まずは輸血を、ということでさっそくお願いすることにしました。

その病院には輸血のための大型犬が飼われていて、常時対応できるようになっています。

ただ、血液型の検査や、献血犬からの献血に時間がかかりますので、しばらく待つことになりました。

400〜500ccの輸血を一晩かけてゆっくりやるので、その日は泊まりになります。
夜8時までは面会可能ですので、よければ付き添ってあげてください、といわれました。

耕作人は畑に水遣りにいくというので、私は残って、TAKUと二人、大きなケージみたいな部屋で過ごしました。

TAKUはくったりとして元気がありません。
お水だけは一生懸命飲もうとします。

もうすぐお友達から血を分けてもらえるからね。
そしたら元気になれるから、ちょっとだけ待ってて。




何にもない部屋でTAKUのことだけを考えつつ、2時間ほど待ちました。



8時ちょっと前に耕作人が帰ってきて、ちょうどそのときに輸血の準備も整いました。

いよいよ輸血開始、その時になって・・・

TAKUが急に吐きそうになりました。

でも何も出てきません。

変な音、何か、詰まった?

すごく苦しそう。

朝の吐き方とは違う。

眼孔が落ち込み、舌が硬直してものすごい変な色!!




呼吸がおかしいです、あちらへ運びましょう、と先生がいい、TAKUは処置室へ。

慌しく気道確保、人工呼吸器が付けられ、輸血と点滴も始められました。

タク!タク!

呼びかけても反応がない。

舌が変な風に硬直して、動かない。


心電図のモニターを見ても私にはよくわからない。

あのハートマークが心拍数だよね。ゼロじゃないから動いてるんだよね。


でも胸に手を当ててみると、動いてない。

足に触れると肉球が冷たい・・・ような・・・


これは何?

ウソだよね。


目の前の信じられない光景に呆然としながら、カラダをさすります。

でも、なんだか胴がきゅっと収縮して、いつもと違う感触・・・。


先生が心臓マッサージを始めました。

それからテレビでよく見る電気ショック。

どうして?モニターの数字は動いているのに、止まっているの?



これは電気を拾っているだけなんです、と先生は言いました。

つまり、実際にはもう動いていないってこと?

でも、お腹うごいてるよ。息してるんじゃ??

・・・これは人工呼吸器なんです。



・・・・・


キレイにしますからお待ち下さい、と言われました。

涙が溢れて止まりませんでした。

受け入れたくない、でもこれが現実。

頭の中がグルグルでした。

せめてあと1日早く連れてきていれば・・・

吐いたのは今日が初めてなんです。

もし、詰まったのが血の塊だったとしたら、あの薬で出血したせいかもしれない。

薬をもらって今日で3日目。

口からの出血は最近ほとんどなかったので外には見えなかったけど、中で出血してさらに貧血が進んでいたのかもしれない。

腎臓の数値よりもHBの数値の方が深刻だったなら、何故2日前に輸血を勧めてくれなかったのか。
(鉄分の数値は正常だったので、造血剤のせいかもしれません。でも、鉄を摂っても自分で作ることができないほど弱っていたTAKUが弱っていたということだから、造血剤より輸血を考えるべきでしょう?)

それより前に、血液検査をしに連れて行ったときに、体温が高いからそれよりも解熱を優先した処置を受け入れてしまったのか。

後悔ばかりです。

そんなにツライ身体なのに、TAKUはなんとか立っておしっこをしようとして、余計に体力を消耗してしまいました。

心臓が良くないことも拍車をかけたのでしょう。

いろんなことが重なって、思った以上に早くこんな日を迎えてしまいました。

正直、病院を間違えたという思いが一番あります。

でも、そこを選んでしまったのは私。

先生も悪気があったわけではないし、他の要因かもしれないし、何がどうとかいえる問題ではありません。



でも、輸血まであと少しだったのに。

そしたらこの先、考えられたのに・・・。



でも、TAKUが苦しみだしてから息を引き取るまで、ほんのわずかだったと思います。
できるだけの救命措置はしてもらったし、こんな形にしろ、耕作人と二人で立ち会えたことは唯一の幸せ。

その前にTAKUと二人で、TAKUのカラダをなでたり手を握ったり、いろいろ話しかけながらゆっくりと過ごせたのも幸せ。

TAKUが耕作人が来るまで元気(でもないけど)でいてくれたの良かった。

そう思わなくちゃいけないのかもしれない。

もし、今を乗り切って、さらにガンと戦って、もっと苦しくて壮絶な最期を迎えることになるとしたら、それもツライ。

最近、カラダは重そうだったけど、呼吸が苦しそうな感じはありませんでした。


でも、こんなに急に逝かなくても・・・と、やっぱり思います。



そうこうしているうちに、シャンプーしてもらってキレイになったTAKUが連れられてきました。

最近、いろいろ汚してたのにお風呂に入れなかったからね。

キレイになってよかったね。

ふわふわでいい匂いだよ、TAKU。

それはドライヤーの熱だってわかっているけど、TAKUのカラダは暖かくて生きているみたい。

だけど、少しずつ、硬直が始まっている・・・。

眠っているようだけど、やはり表情が違う・・・。








これがTAKUの最期の動画になってしまいました。

ちょうど耕作人からもうすぐ行くという電話で、私の携帯が鳴っています。
8月13日、午後7時20分、そしてこれから約40分後・・・




ゴメンナサイ。

まだ涙が溢れて書けません。

今日はお葬式です・・・。

    ****** こだわりセレクトショップ・ララカンパニィへGO♪ ******   







コメント更新: 07年08月15日(水) 18:42 / 投稿数:4 / 参照投稿TrackBack(0)



【コメント】 悲しいですね〜
07年08月14日(火) 19:52 − 青空 

TAKUちゃん星になっちゃったんだ(T_T)/~~~
悲しくて辛い出来事ですね!

でもTAKUちゃんあまり苦しまなくて天国にいけたこと
TAKUちゃんにとって幸いだったのかな〜?

ららかんさんとの生活で
TAKUちゃんは本当に幸せな一生だったのではないでしようか
わたし・・・ねこのミィーが天国に召された時の事
思い出し涙が出てきました。

ららかんさんの辛い悲しい気持ちよくわかるから余計に
涙が溢れて・・・ごめんなさい(ーー;)これ以上なにも書けないよ



【コメント】 TAKUくん、がんばったね。
07年08月15日(水) 11:14 − レナ・ママ 

ららかさん、耕作人さん、
TAKUくん、がんばりました。

お二人のそばに、ずっと一緒にいたい・・・って。
だから、「僕、がんばれるよ。」って。
前日、よろけながらも、「おしっことウンピ、僕、ちゃんとできるよ。」って、ららかんさんに見せたかったんだと思います。
だから、見せることできて、TAKUくんはうれしかったと思います。

私は、TAKUくんは助かるとずっと信じていました。
この子なら、がんばれるって・・・やりとげられるって信じていました。

お二人が、愛しいTAKUくんとの時間を大切にされていたか・・・TAKUくんは、しっかり受け止めていたことでしょう。
TAKUくんは、お空のお星さまになってしまったけれど、
それは、暖かい大きな輝きの星ですね。
お二人のそばに、ずっと一緒です・・・・ね。
天国のお花畑を、おもいいきり走り回り、
そして、ららかんさんと耕作人さんのそばで、寝そべって・・・・笑顔でごろりん。

TAKUくん、お二人を守ってあげてね・・・・すっと、永遠に。




【コメント】 おやすみなさい。
07年08月15日(水) 14:04 − 大熊猫 

昨日、TAKUちゃんがお星様になったことを
次女@ミリに話ました。
次女もTAKUちゃんのことを毎日心配しておりました。

神様に TAKUちゃんが元気になりますようにと
毎日 ひそかにお願いしていたのですが・・・・

先ほど ららかんさんのブログを音読して
親子二人で号泣してしまいました。

なんと言っていいのか
言葉がみつかりません。

それは、突然の旅立ちだったけれど
準備万端整った死なんてないのだから

悲しいけれど
苦しまずに旅立てたというのが
よかったねと思います。

さよならは、突然だったけど
やさしい家族に見守られて
TAKUちゃんは、安心していたと思います。

いい家族にめぐり合えて
世界で一番幸せなわんちゃんだったと私は、思います。


【コメント】 ありがとうございました。
07年08月15日(水) 18:42 − ららかん 

青空さん

本当にまだ信じられないのですが、信じたくないのですが、もうTAKUはいません。
思った以上に早く、動揺しています。

青空さんもいろいろと暖かいコメントをありがとうございます。

時間が解決してくれるというけれど、それはどのくらいなのか検討もつきません・・・。


レナ・ママさん

いろいろとアドバイスいただき、本当にありがとうございました。
動物病院の先生よりよほど的確で詳しいアドバイスでした。

TAKUが幸せだったかどうか、私にはなんとも言えないのですが、TAKUは私にすごくたくさんの幸せをくれたことは事実です。

あの、もし、よろしければなんですが、ウォルサムのPHコントロールをレナちゃんにもらっていただけないでしょうか。
1キロのドライで、封は開けてしまいましたがまだほとんど減っていません。
もちろん、無理にとはいいません。
もしもらっていただけるのでしたらメールにてご連絡下さい。
info@lala-company.com (お店のアドレスですので公開しています。)


大熊猫さん

ミリちゃんも心配してくれていたのですね。
ありがとうございます。

いつか来る日だとはわかっていても、本当に受け入れがたい事実です。

当分、犬を飼うことはできない気持ちですので、ガブちゃんの楽しいお話を楽しみにしています。