市民から徴収した健康保険料約25万円を着服したとして業務上横領罪に問われた各務原市緑苑東、元各務原市嘱託職員、辻美津子被告(65)の判決公判が7日、岐阜地裁であった。多田尚史裁判官は懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
多田裁判官は「市の嘱託職員としての立場を利用した悪質な犯行」と指摘した上で、各務原市と被害弁償の誓約書を交わしている点などを考慮して執行猶予付きの判決とした。
判決によると、辻被告は07年11月から08年8月まで計17回にわたり、業務で徴収した国民健康保険料など約25万円を着服し、生活費やパチンコ代に充てた。各務原市の発表では、着服総額は78人から集めた約300万円。誓約書は全額弁償を約束しており、既に50万円を支払ったという。【三上剛輝】
毎日新聞 2009年8月8日 地方版