何かと話題のFX。最近FXに関する話題をよく耳にするようになりましたが、儲かったという話ばかりでなく、「大損をした」という話もよく聞きます。
では、なぜ、FXで損をするのでしょうか?
損をしたという人の話しを聞くと、「円高」で損をする人が多いようですね。
このように聞くと「円安」まで待てば良いのに?と単純に思います。円高の時にドルを買い、円安の時にドルを売れば儲かる気がしますね。
しかし、FXは証拠金という「担保金」をもとに取引をします。このとき、損が証拠金を上回ってしまうと、さらに証拠金を追加して入金するか、損を覚悟で決算しなければならないというFX会社の制度があります。
つまり、大きな損が出た場合、追加で入金する証拠金が用意できなければ、円安まで待つ余裕はなくなってしまいます。
FXは、運用の仕方によって安全に運用することができるものです。少ない資金で始めることもできますし、ライフスタイルに合わせて取引を行うことができるという魅力もあります。
しかし、人には「欲」があります。少し利益を上げることができると、ついもう少し・・・とレバレッジを上げてみようとしてしまいます。
そして、それまでコツコツと利益を上げることに成功していたのに、一瞬にして損失を拡大させ決算に追い込まれるということにもなりかねません。
FX運用には、ある意味「冷静さ」も必要のようです。
FX(外国為替証拠金取引)は、1998年、改正外為法によって誕生した新しい資金運用法として、最近とても人気が高まっています。
このFXは、異なる二つの国の通貨を商品に見立てて売買し、変動する為替相場を利用して行う取引です。
FXは元本を保証するものではありません。リ
スクを回避し、損失を拡大させないように、上手に運用することにより大きな利益を期待できるものです。投資にはリスクがつきものですから、リスクについて正しく理解する必要がありますね。
外国為替証拠金取引に必ず付随するリスクとして「為替変動リスク」があります。取引対象の通貨の価値が下がれば、為替差損による損失が発生します。情報やデータを慎重に分析することによって予測をたてることが必要です。
また、外国為替証拠金取引では、証拠金以上の金額をレバレッジにより運用できます。しかし、このレバレッジを大きくすることでうまくいけば大きな利益を得ることができますが、大きくすればするほど大損失を負うかも知れないと言うリスクを伴います。
そして、この損失を出してしまった場合には、預けた証拠金のみならず証拠金以上の金額を支払う必要があります。しかし、FX会社のマージンコールやロスカットなどのリスク管理によって、大きな損失を回避することもできます。
他にも様々なリスクを伴うこともあります。例えば、FX取引会社の経営が破綻してしまったり、スワップポイントでの損失、取引量が少ない通貨での取引をした場合などにレートの提示が困難になったり、市場の状況によって取引が停止になる可能性があります。
また、国際情勢の変化などによって、取引に支障をきたす場合もあります。
このようなリスクを十分に理解し、大きな損害を出さないようにFXで資産運用をしていくことが大切です。実際、FXを始める人の中には十分なリスクについての知識を得ないまま始めてしまっている人も多いようです。
無理のない範囲、リスクを補填できる範囲でFXを始めることが大切ですね。