ストーリー

ストーリー


打ち捨てられた廃墟で、
迷子になった少女は、ひとりの女性兵士に出会いました。
兵士の手には金色に輝くトランペット。
「軍人さんになれば、トランペットが吹けるんだ!」
ちょっとした勘違いをしたまま、少女は喇叭手に憧れ、軍への入隊を決意します。

空深カナタ、15歳――。
カナタが配属されたのは、セーズという街にある小さな駐留部隊・第1121小隊。
物語はそんな新米兵士カナタが、セーズの街にやってくるところから始まります。
その日のセーズは「水かけ祭り」の真っ最中。
駐屯地を目指すカナタは、お祭り騒ぎに巻き込まれてしまって――。

キーワード


ヘルベチア共和国

カナタの住む国。長い間、隣国と戦争をしていたが現在は休戦中。

セーズ

ヘルベチア・トロワ州にある、ガラス工芸が盛んな田舎街。ヘルベチアの西側国境沿いに位置し、国境の向こうには崖を挟んでノーマンズランド(不毛の大地)が広がっている。

第1121小隊

カナタが配属された、セーズの街の駐留部隊。成員は隊長のフィリシアを筆頭に、リオ、ノエル、クレハ、カナタの5人。西側国境の警備と水源確保を主な任務としている。

タケミカヅチ

第1121小隊に配備されている多脚砲台。ヘルベチア国内にも10機と残されていない旧時代の遺産。はるか昔には、伝説的な強さを誇ったようだが、現在は目下修理中。

炎の乙女

セーズの街に古くから残る伝説。街を襲った悪魔から、命をかけて人々を救った5人の少女たちの物語。セーズでは現在でも少女たちを称えた祭り(水かけ祭り)が行われている。