ファミコン改造



今回の改造は「(擬似)ソフトリセット機能」の追加。

ゲームソフトの改造は出来ないんで、リセットボタンをコントローラまで延長する改造である。

幸いな事に、スーファミのコントローラは7つの端子のうち5つしか使っていない。
また、リセットボタンはリセットの端子とGNDをショートすれば良いのは、本体を見れば分かる。
更にGND線は、元々コントローラに配線されている。

つまり、本体のリセットの端子1本を、コントローラの空き端子を経由してコントローラの未使用の
ボタンに配線してやれば良い。

今回は使用していないXボタンをリセットに利用する改造をおこなう。

用意する物は、6芯以上のケーブルを適当な長さと、スーファミコントローラ2個。

大体の概略図


30 本体の改造は線を2本追加でハンダするだけ。
 リセットボタン〜コントローラのコネクタ間の黒2本。
31 スーファミコントローラのカバーを外す。
32 コネクターのフタを開ける。
33 ケーブルを取り出す。
 ケーブル先端の圧着ピンが今回の改造の重要パーツ。
34 圧着ピンは色々と探したけど結局見つからず。
 仕方無いのでコントローラ2個を同様に分解してパーツを取る。
35 新しく買ってきたケーブルをカバーに通す。
36 ケーブルの先端に、スーファミのケーブルから切り離した圧着ピンをハンダ付け。
 リセット機能のみ改造するなら、ケーブルは6芯でOK。
 今回は次に予定している改造のため8芯ケーブルを使用。
37 圧着ピンを差して元に戻す。
 分からなくならないよう、線の色と順番をメモしておくように!
 (緑の線は今回の改造とは無関係なので無視)
38 今回の改造の山場。
 Xボタンの位置から左に伸びているパターンの表面をナイフ等で優しく削り絶縁の
 コーティングを剥く。ココに本番の線をハンダ付けする。
 CN1の1番がGNDなので、ボタンを押した時だけ画像の紫の線が導通するように
 パターンを1ヶ所カット。
 これをやらないと、リセットボタン押しっぱなし状態になるYo。
39 本番のケーブルを基板にハンダ付け。
 線が太かったんで、仕方なく画像のような配線方法に……
40 配線完了。表側。
41 裏側。
 (赤と緑の線は、次回の改造用の線なので今回は無視)


動作確認、良好。 動画参照

3mのケーブルで、手元でリセット出来るんで、布団の中から出なくて済むグウタラさ加減が
良い感じ。(笑)

次の改造「パワーリモート」で、うちのファミコンも最終進化形に到達すると思うと
なかなか感慨深いものがある。(笑)