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入院の診療報酬、来年度は「最低でも1.1倍に」―民主党

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 民主党の鈴木寛参院議員は8月12日、東京都新宿区で開かれた「民主党マニフェスト説明会in東京」で、医師や看護師、医療クラークなどの増員を図る病院について、入院による診療報酬を来年度に総額で最低でも1.1倍に増額すると明言した。

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 民主党は次期衆院選の政権公約(マニフェスト)で、医療崩壊を食い止めるための具体策として、社会保障費2200億円の削減方針撤回に加え、「医師・看護師・その他の医療従事者の増員に努める医療機関の診療報酬(入院)を増額する」ことなどを掲げている。

 この日の説明会で鈴木氏は、「医療崩壊の原因は、小泉改革の名の下に4回にわたり診療報酬が延べ1割削減されたことにあると私どもは思っている」と指摘。緊急避難的な対策として、医師・看護師・その他の医療従事者の増員に努める医療機関に対して、入院による診療報酬を増やすとした。増額の幅については、来年度は1.1倍とし、それ以上にするかどうかは、12月の来年度予算編成までに詰めるとした。
 鈴木氏はまた、「診療報酬を増やしていく病院は公立、民間を問わない」とし、対象病院については、「地域住民や患者にとって必要な病院」と強調した。

 さらに、来年度の改定は「緊急避難的」とする一方、2012年度の診療報酬改定に向けては、「きちんと医療現場の声をまんべんなく聞かせていただくような体制を作り直し、それぞれの声がきちっと政策形成過程に反映されるという枠組みを作る」などと述べた。その上で、「(診療報酬の)決め方も含めて抜本的に議論していきたい」との姿勢を示した。


更新:2009/08/12 21:35   キャリアブレイン

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