2009/08/ 6
GO!GO!ピクニック
アホの堂本剛と男2人旅。狙うは世界遺産。シリーズ第3弾となる今回も、ワガママそして、喧嘩喧嘩喧嘩で、あいかわらず最低な内容。とはいえ実に楽しかった2日間。放送をお楽しみに。
そんなわけで東京に帰ってまいりまして、今朝からは我が制作部屋ZipMotorsにこもり作業。セミが婚活に励むピークの時間帯も過ぎ、夕方、須藤さんの事務所に呼ばれる。ボクに逢わせたい人がいるそうな。
須藤さんから話されることをぼんやりと予想しながら、自分が今作っている絵本第2弾『Zip&Candy』に目をやる。どちらも数年がかり、何事も時間がかかるなぁ、とタメ息。しかしながら、不景気とよばれている時期にじっとモノを作る時期がかぶってくるのは、タイミングが良いという考え方も。
願わくばこまめに褒められたい。だけど、数年前のある日突然、「このままでは何も残せない」と強く思い、おもいっきりシフトチェンジ。ボクはこの選択で合っていたと思うが、梶原が少し気がかり。少なくともコツコツとモノを作る人間ではない。まぁ、そこは奴の頑張りどころか。個人的には「こんなことすれば?」という提案もあったりするのだが、そこは奴の気持ちを尊重して黙っておくことにする。そもそも、自分で気がついて動いた時の方が熱量があるし。例えば皆さんが芸人だったら、この時代をどう生きますか?正解かどうかなんて分からないけれど、とりあえずボクにはボクなりの答えがあります。今、実践していることがソレです。
この夏はとにかくインプット。絵本制作と同時に進めていた日本列島ドンガラガッシャン大作戦第2弾の制作の手を止めてまで。再開した時に自分の中での変化を見つけられたら幸せだ。一ヶ月やそこらでそこまでの変化を期待するのは甘いか?でも、欲が出てしまう。
小ズルく生きたところで、真価を問われる局面がくるたびに誤魔化さなきゃいけないのは火を見るよりあきらかで、何がこようがビクともしない人間になるには、やはり「一生懸命頑張る」ということしかない。ここが嘘をつくはずがないもの。
須藤さんに呼ばれ、事務所に足を運ぶと、大人が一人。怖そう。別の現場で一度だけお逢いしたことがあった。実は須藤さんにお預けしたボクの作品、それを世に出す為に必要となる力だ、という須藤さんの判断で、前々からコンタクトをとっていたそうな。最初は難色を示されていたみたいだが、その壁をブッ壊してくれたのは『Dr.インクの星空キネマ』。難色を示された相手に名刺代わりに須藤さんが送ったらしく、二つ返事で「協力」の意向を頂く。またしても作品に救われた。してやったり、の須藤さんがニンマリ。
お話をさせていただいて、たいへん熱のある方で嬉しくなるが、ボクはずっと下を向いていた。落ち込んでいたわけではない、緊張していたのだ。初対面の方はどうしても緊張してしまう。道中で夏祭りので店に寄って、きかんしゃトーマスのお面を買い、そして被り、この話し合いに参加すれば良かった、と余計な事を考えながら、ずっと髪の毛をグシャグシャしていた。話しをたくさん聞かせていただいた。その方はお返しとばかりにボクにその方が書いた物語をプレゼントしてくれた。とても気持ちの良いことをしてくださる。仕事ぶりを見せていただくということが、人間性の良し悪しよりも信用できることがあるのだ。また1人、面白い仲間が増えたのでありました。
さて、8月のライブラッシュが明日(日付上は今日)から始まる。まずはダイノジ大谷さんとのトークライブ。あのライブ特有のオープニングのお客さんのピリついた雰囲気と、表で話すにはディープすぎる内容に、今から胸が躍るのです。大谷さんは野球が好きなようだから、「プロ野球中継に思うこと」について話したいな。翌日の『はねるのトびら』の収録が遅いことを願う。ライブ終わりにしこたま呑んでやるために。
『よしもとクリエイティブエージェンシー』と呼ぶのには大人げなく抵抗があって、あいかわらず『えろつべ』にお世話になりっぱなしで、『夜は短し、歩けよ乙女』に出てくる彼女にこの夏真剣に恋をし、そして29歳になってなお、学園祭の続きをしているような、そんな毎日をおくっています。