１０日午後１０時３０分ごろ、那覇市の与儀交番敷地内で発見された不審物はバイク用とみられるバッテリーだったことが１１日分かった。

　同日午前１時２０分ごろ、那覇署の要請を受けて駆けつけた県警機動隊の爆発物処理班約２０人が、約１時間かけて爆発物でないことを確認した。交番周辺では同署員ら約３０人やパトカー約５台が警戒。同日午前０時２０分ごろからは国道３３０号の壺屋交差点から与儀交差点までを約２時間半にわたり封鎖するなど、緊迫した雰囲気に包まれた。

　同署によると、バッテリーはプラスチックの箱に入れられており、さらに白いビニール袋に包まれていた。箱からはコード線が出ており、交番裏のコンセントにつながれていたという。

　同交番には普段署員２人が勤務しているが、バッテリーが発見されたときは２人ともパトロール中で留守にしていたという。同署は電気を窃盗した疑いがあるとみて、バッテリーを置いた人物を捜している。