御巣鷹の尾根のふもとで灯籠流し
灯籠を流して犠牲者の冥福を祈る遺族ら(群馬県上野村で)=冨田大介撮影
520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故から12日で24年。犠牲者をしのぶ恒例の灯籠流しが11日夜、群馬県上野村で行われた。
墜落現場の御巣鷹の尾根のふもとを流れる神流川には、遺族ら約200人が集まり、「心の中に永遠に生き続けています」など、亡き人への思いを書いた灯籠300個を流した。水面に揺れる光を見つめながら、犠牲者の一人、坂本九さんの「上を向いて歩こう」を合唱し、鎮魂と安全への祈りをささげた。
12日は早朝から遺族が慰霊登山し、夜にはふもとで追悼式が行われる。
(2009年8月12日00時08分 読売新聞)