MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

「空の安全」願いは一つ 日航ジャンボ機墜落事故、遺族らが灯籠流し

2009.8.12 02:25

 昭和60年の日航ジャンボ機墜落事故の現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」のふもとを流れる神流(かんな)川で11日に行われた灯籠(とうろう)流し。12日で事故から24年を迎えるが、参加者には初参加の人々もおり、「空の安全」への願いを込め、改めて事故の風化防止を誓っていた。

 灯籠流しには遺族らのほか、地元関係者らも多数参加。初めて参加し、灯籠を川に流す作業などを手伝った藤岡青年会議所(藤岡市)の神田和生理事長(32)は「われわれのような若い世代が、自分の子や孫たちに、このような悲惨な事故があったことを伝える義務があると思う」と強調した。

 また、日航の岸田清副社長も、日航関係者として初めて公式に参加。岸田副社長は「事故を再発させないという思いは、私たちも全く変わらない」と、事故の風化防止を誓い、遺族の支え合いの場となってきた「8・12連絡会」の美谷島邦子事務局長は「事故を知らない、若い社員も増えている。社内で事故を語り継いでいってほしい」と応じた。

 父の高橋康悦さん=当時(54)=を事故で亡くした清水桂子さん(55)は「遺族だけでは、これだけ長い間(灯籠流しを)続けることは難しかった。地元の住民の方々やボランティアの人たちに感謝している」と話していた。

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。