大毅世界戦1万人集客へ興毅が営業マン
昨年8月のジム設立後初の世界戦興行を成功させるべく、必死の集客作戦を発動する。3兄弟の次男でWBA世界フライ級11位の亀田大毅(20=亀田)が10月6日に大阪市中央体育館で、同級王者デンカオセーン・カオウィチット(32=タイ)に挑戦することが10日、同ジムから発表された。五十嵐会長は喜びつつも「(費用が)かかりますね、世界戦って。スポンサーを募りたい」と本音も漏らした。
平成の大不況といわれる現在、イベント会場を満員にするのは厳しいといわれる。しかも今回の会場は最大収容人数が約1万人。一時の亀田ブームも収まり始めている。会見に同席した長男興毅は「亀田家の世界戦デビューやからな。おれもチケット売ってスポンサー取って、営業行きますわ」と突然の営業マンデビューを宣言。「ネクタイして眼鏡して、大毅のために頑張ったらなアカンな」と真剣な表情で語った。
大毅は周囲の思いをくみ取っている。世界挑戦は、反則連発で大差判定負けし、1年間のライセンス停止処分を受ける契機となった07年10月11日の内藤戦以来。「(世界戦は)サポートしてくれる人間がおらなできへん。あとはおれがやるだけ。大阪でベルトが取れたら最高やな」。周囲に感謝しつつ、亀田家が生まれ育った地元大阪での世界奪取を誓った。
この日、世界前哨戦として今月30日に大阪府立体育会館でホセ・アルベルト・クアドロス(24=メキシコ)と53キロ契約10回戦を行うことも発表された。「今は世界戦を考えんと30日」と大毅。「世界王者にならしたい」と興毅。悲願達成の舞台を整えるべく、亀田家ががむしゃらになる。
[2009年8月11日10時23分 紙面から]
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