将棋の新人王戦予選で、女流棋士が公式戦で男性棋士に勝つ史上最年少記録をつくった里見香奈倉敷藤花=9日午後、大阪市福島区 将棋、16歳里見が最年少勝利 公式戦で男性棋士に殊勲将棋の高校生女流棋士、里見香奈倉敷藤花は9日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた新人王戦トーナメントで稲葉陽4段(20)を破り、女流棋士が公式戦で男性棋士に勝つ史上最年少記録(16歳10カ月)をつくった。 日本将棋連盟によると、これまでの最年少記録は石橋幸緒女流王位の23歳1カ月。大幅に更新した里見さんは「今までで一番うれしい。思っていた以上にいい内容になった」と笑顔で喜びを語った。この日は得意の中飛車で会心の指し回しだった。 島根・大社高2年の里見さんは、昨年11月に史上3番目の年少記録で初タイトルの倉敷藤花を獲得したばかり。終盤の鋭さに定評があり、男性棋士と公式戦2度目の対局で殊勲を挙げた。 稲葉4段は昨年4月にプロ棋士となった若手で、公式戦の勝率が7割を超えるホープ。
【共同通信】
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