王者のギャラ高すぎた…大毅世界戦はタダ働き?
弟・亀田大毅(右)の全面バックアップを約束する亀田興毅
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世界再挑戦する亀田大毅(20)が、ファイトマネー“ゼロ”の危機に直面していることが10日、分かった。亀田ジムは都内で会見を行い、大毅が10月6日に大阪市中央体育館でWBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(32=タイ)に挑戦することを正式発表。王者の高額なファイトマネーがネックとなり、興行主の亀田ジムは赤字となる見通しで、大毅は“タダ働き”となる可能性が出てきた。
希望に満ちた決意表明の場が一転、重苦しい空気に包まれた。報道陣に囲まれる大毅を横目に、興行主でもある亀田ジムの五十嵐紀行会長(34)が厳しい台所事情を打ち明けた。「王者のファイトマネーと会場費などを合わせ、1億円に届くぐらいの出費になってしまった。ファイトマネーを払えなかったら大毅ゴメンですね」。タイでも“カメダ”の名前は有名。王者デンカオセーン陣営から相場とされる約1000万円を大きく超える数千万円に及ぶファイトマネーを要求されたことが大きな障害になった。五十嵐会長は「こうなったら新たなスポンサーを獲得して赤字を補うしかない」と客席を満員にするため入場券の販売はもちろん、新スポンサー探しにも全力を注ぐ。
だが、世間は不況にあえいでいる状況。スポンサー獲得は難航することが予想され、長男・興毅も「オレがネクタイ締めて営業に出るか。目標は2000万円くらい」と心配するほどだった。
2年前のWBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)戦で、大毅の受け取ったファイトマネーは1億円(推定)。順風満帆だった時代も内藤戦での反則行為で終わりを告げた。一転してファイトマネー0円の危機に立たされたが、大毅は「あれから2年か。ここまで来られたのはサポートしてくれる人がおったから」と周囲への感謝を口にした。内藤戦の反則行為で1年間の出場停止処分を科され「先が見えへんかった」時期を振り返り「あとはオレが結果を残すだけ」と汚名返上を誓った。
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