茨城県は11日、新型インフルエンザに感染が確認された県内の男児(4)が急性脳症を発症したと発表した。国内で新型インフルエンザ患者による脳症発症は5例目。
県によると、男児は集中治療室(ICU)で治療中で、呼吸状態が不安定なため人工呼吸器を装着している。厚生労働省によると、人工呼吸器が必要なほど重症化した例は初めてという。
男児は9日朝からせきが出始め、10日午前に38.5度の熱を出した。同日午後になってけいれん発作や意識障害を起こし、病院へ搬送された。【秋田浩平】
毎日新聞 2009年8月12日 0時58分