「負けっぷり良く」 首相が意味深発言麻生太郎首相は11日、千葉県野田市にある終戦時の首相だった故鈴木貫太郎氏の記念館前で街頭演説を行った際に、祖父の故吉田茂元首相が鈴木氏から薫陶を受けたことを紹介し「鈴木先生は『(敗戦国として)負けっぷりをよくせにゃならん』と言われた。その後もいろいろ教えていただいた」と振り返った。 思い出話とはいえ、衆院選で自民党の劣勢が伝えられる中で、負けを覚悟したかのような発言は話題を呼びそうだ。 もっとも冒頭でこの話をした後はいつも通り民主党批判を展開。「景気対策を全然考えられない政党もあるようだが、われわれは違う。間違いなく自民党は日本を守ります」と支持を訴えた。 吉田氏は占領時代、連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー最高司令官と良好な関係を築いたことで知られ、これに関連して回顧録で、鈴木氏から「コイはまな板の上に載せられてからは包丁をあてられてもびくともしない。あの調子で負けっぷりよくやってもらいたい」とアドバイスを受けたと記している。 【共同通信】 |
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