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【社会】

東名高速で路肩崩落 帰省ラッシュに支障

2009年8月11日 12時05分

 静岡県で11日、震度6弱を観測した地震で、新幹線が2時間ストップするなど交通機関にも影響が出た。東名高速道路では路肩が崩落したり、道路の隆起や亀裂が見つかったりしたため一部で通行止めが続いている。お盆の帰省ラッシュや物流に支障が出る恐れもあり、中日本高速道路は「早く復旧したいが、当面は中央自動車道を使ってほしい」としている。

 日本道路交通情報センターなどによると、東名高速の上下線で豊川(愛知県)―東京が通行止めとなったが、徐々に解除。午前10時現在、富士(静岡県)―袋井(同)に短縮された。この区間内にある静岡県牧之原市の上り線で路肩が崩落。静岡県警によると、本線の一部も含め、崩れたのは約100メートルにわたる。

 同県菊川市の菊川インターチェンジ付近でも道路が5〜10センチ隆起しているのが見つかった。

 JR東海は線路などを点検するため、東海道新幹線東京―名古屋の上下線と、名古屋―新大阪の東京方面へ向かう上り線で、午前6時の始発から運転を見合わせた。午前8時、安全が確認されたとして速度を落とし運転を再開した。

 在来線でも、JRの東海道線や中央線の一部区間で運転を見合わせたほか、御殿場線と身延線が一時ストップした。

 JR東海バスによると、名古屋、東京を結ぶ東名ハイウェイバスが全便運休。しずてつジャストラインでは静岡発新宿行きの駿府ライナー10本が運行を取りやめた。

(共同)

 

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