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2009年8月10日(月) 19:15 |
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土砂崩れ1人死亡、豪雨の爪あとが
9日夜、美作市で大雨による土砂崩れがあり生き埋めとなった1人が死亡、3人が重軽傷を負いました。 また580棟が床上・床下浸水し、現在もおよそ1800世帯が断水となるなど市民生活に大きな影響が出ています。
9日午後9時半ごろ、美作市田原で山の土砂が崩れ民家3棟が倒壊、この内の2棟に住んでいた4人が生き埋めとなりました。 消防などが10日未明までに全員を救出しましたが、このうち阿部美智子さんが死亡、3人が重軽傷を負いました。 現場では崩れた土砂やがれきの撤去作業が始まりました。 商店街では店の中に入ってきた泥水を洗い流す作業に追われていました。 美作市では市内17地区で560棟が床上、または床下浸水の被害を受けています。 また328世帯・913人が公民館などに一時避難しました。 今回の災害を受けて岡山県では、災害対策本部を置いて被害状況の把握などを行いました。 そして、美作市に対し2004年の台風16号災害以来となる災害救助法の適用を決めました。 これにより避難所の設置などの費用は国と県が負担することになります。 また、美作市から自衛隊や岡山県に給水要請が出たことを受けて現在、9台の給水車が出ているほか臨時給水所を5ヶ所設け給水活動を行っています。 しかし、現在もおよそ1800戸が断水中で復旧のメドは立っていないということです。 岡山県内の警報は現在はすべて解除されていますが、水に浸かった家財道具などは相当数あると見られており、市民生活が正常に戻るにはまだしばらく時間がかかりそうです。
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