西島、シューズ履いてK−1
- 2009/08/11(火)
8・11代々木「K−1 WORLD GP 2009」
▼K−1ルール 3分3R・延長1R
西島洋介(AK)× ピーター・アーツ(オランダ)
和製ヘビー級ボクサーだった西島のK−1デビュー戦…なんですが、西島がシューズ着用を希望したことで、試合前日までルールが決まらない騒動に。
要するにシューズ着用イコール「蹴らない」ということなんですが、それだとK−1ルールにならないってことで問題だったと。パンチだけならK−1じゃなくてボクシングやればいいじゃないか…と思っちゃうんですが、「ボクシングはもうダメだけどK−1なら出られるから」なのか「ボクシングの技術だけでK−1選手を攻略することにチャレンジしたい」のか、そのあたりの理由は分かりません(笑)
で、K−1競技統括委員会ってのがあるらしく「試合によってルールが変わることは競技の信頼をなくす」という意見はあったものの、最終的に「対ファン、対スポンサー、対テレビ局といった、外へ向けての遠心力をもって向き合っていかなければ成立しないイベント。メリットとデメリットを比べたとき、デメリットが最小限である」という理由で、西島のキック攻撃が全面禁止の「特別ルール採用」の結論になりました。
西島個人の要望なのに「対ファン」とか持ち出されるのが、変な理屈のような気もしますが、テレビイベントとしてそっちの方が受けそうならルール変更もOKってことですね。そもそもK−1ルール初体験の人が、何度も優勝しているアーツとやっちゃうってのもテレビならではですが。
西島のボクシング戦績は24勝(15KO)2敗1分、92年デビューでラスベガスでも試合しながらクルーザー級で95年に北米、96年に東洋太平洋、97年にWBF王座を獲得。ただ、業界とのトラブルでアメリカへ転出。03年、カリフォルニア州王座決定戦に挑んだ試合でKO負け、連勝20がストップして引退しました。近年はPRIDEへ転出、総合格闘技では吉田秀彦ら有名選手に5連敗。今回の試合は1年8ヶ月ぶり。36歳という年齢での再デビュー戦、それも相手は何度も優勝している大物選手。ボクサーとしての地力が活きることを願いたいですが…。(ハイセー)
他の主要カード
プリンス・アリ(イラン)× 悠羽輝(和術慧舟会DURO)
メルヴィン・マヌーフ(オランダ)× ラマザン・ラマザノフ(ロシア)
ダニエル・ギタ(ルーマニア)× ジョン・ラブ(イギリス)
セルゲイ・ラシェンコ(ウクライナ)× セバスチャン・チオバヌ(ルーマニア)
リコ・ヴァーホーベン(オランダ)× ブリース・ギドン(フランス)
京太郎(チーム ドラゴン)× ヤン・ソウクップ(チェコ)
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大激闘!小野寺、初防衛!
- 2009/08/10(月)
8・10後楽園
▼日本Sライト級タイトルマッチ 10回戦
王者・小野寺洋介山(オサム) 3−0 同級3位・和宇慶勇二(ワタナベ)
※97−91、98−91、97−92、王者初防衛
▼8回戦
大村光矢(三迫)2−1 日本ライト級7位・大沢宏晋(大星)
※76−75、75−76、77−75
日本ミドル級4位・淵上誠(八王子中屋)8回2分8秒TKO 岡田山金太郎(オサム)
大川泰弘(ワタナベ)6回1分54秒TKO 平井良維(三谷大和)
大激闘!最終回の残り30秒で見られるような全力の打ち合いが6回あたりから全ラウンドで見られるという凄い試合だった。
この展開を作ったのは王者だ。序盤こそ相手に出させて様子を見たが、3回に右フックでダウンを奪うとスタミナ活かした猛攻でペースを握った。小さく的確なパンチを数当てる和宇慶に対し、空振り恐れない大振りを連発。タフな挑戦者が正面からやり返して激闘となった。王者の乱打戦に最後まで付き合ったのだから和宇慶も大したものだったが、小野寺はラフに見えても計算していて、必ずラウンド終盤で見せ場を作っていた。大振りでも上体を前に預けカウンターを阻止する場面もあった。最終的には大差決着、シーソーゲームにさせない激闘型というのが王者の魅力だ。
台風のように相手を強引に巻き込んでいく小野寺のファイトは「これが地上波で放映されたら…」と思わずにいられない。試合後はしきりに挑戦者を称え「まだ自分は弱い」と謙虚だったが、マスクも良くスター性もある。木村の長期防衛を阻んだだけのことはある好感度抜群のチャンピオン。今後が楽しみだ。
2度目の日本ランカー戦で大村が勝利。4連勝中の大沢相手に接近戦を仕掛け、序盤から激しい打ち合いでペース争い。3回、左フックで大沢の腰を落とさせるも、これはレフェリーがストップした直後とあってダウンは取られず。それでも6回、アッパー連打で追い込んだ。8回、大沢にバッティング減点1。焦る大沢に右フックを直撃されたが最後まで攻めの姿勢でスプリット勝利。11勝(7KO)4敗で日本ランク入りへ。
前回2度目の日本挑戦に失敗した渕上、左ストレートで初回からダウン奪う圧倒。タフな岡田山に粘られたが、ワンサイドの展開。最終回に左ストレートが直撃したところでストップ。
渡部あきのり(あきべえ)のデビュー戦相手だった大川は、良く見極めて打ってくる平井に対しアグレッシブな姿勢を崩さず、平井に疲労が見えたあたりで連打を決めるとレフェリーがストップ。(片岡)
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木村V14を阻んで新王者となった小野寺(18勝(7KO)1敗1分)の初防衛戦。04年全日本新人王。05年B級トーナメントでは後の日本王者・沼田康司を下して優勝。06年Bタイト優勝。木村戦では「ランクインしたときから、いつかやると思っていた」と徹底研究、中途半端な距離を作らず前進手数で攻略。スタミナ旺盛なノンストップパンチャーだ。
挑戦者・和宇慶は12勝(6KO)2敗だがブランクを挟んだためキャリア年数は王者より約3年長い。06年以来の5連勝中で王座初挑戦。昨年、ランカーの吉田真を下しランクインした178センチのサウスポーだ。小野寺も176センチと体格差はほとんどなく、王者の回転力に対する挑戦者の出方次第で序盤から展開が見えてきそうな試合だ。12戦無敗の1位・亀海喜寛が10月の最強後楽園決勝に出る階級とあって注目しがいのある王座だ。(片岡)
オスカー・ラリオス、引退表明
- 2009/08/09(日)
元WBC世界Sバンタム&フェザー級王者のラリオスが引退を表明しました。
71戦の戦歴を持つ百戦錬磨のラリオスは、来日経験も豊富で日本でも知名度の高い選手。94年デビューで02年に2度目の世界挑戦でイスラエル・バスケスを下しWBC世界Sバンタム級暫定王座獲得。以降、福島学(8回TKO)、仲里繁(2度、ともに判定)、石井広三(2回TKO)らを連破しV9に成功。バスケスに王座を明け渡した後、マニー・パッキャオとも対戦(判定負け)。07年の同フェザー級王座決定戦でホルヘ・リナレスにも10回TKOで敗れましたが、王者リナレスの負傷で暫定王座決定戦に出場。2階級制覇を達成しました。
しぶとく頂点に生き残っていたラリオスはV2戦で粟生隆寛にダウンを奪われながら老獪なファイトで判定勝ち。3月の再戦で粟生に王座を奪われた試合がラストマッチになりましたが、素直に勝者を称えていた姿が印象的でした。32歳、63勝(39KO)7敗1分。(ハイセー)
9月に立嶋篤史が復帰戦!
- 2009/08/08(土)
9月20日に予定される新日本キックボクシング協会「TITANS NEOS 6」に6年ぶりに立嶋篤史が復帰します。6年前の交通事故の後遺症と長きブランクで引退かという声も多かったようですが、最近は自ら作ったジムで後輩を育て試合出場させ、活気ある指導者の姿で頑張っています。しかし、現在37歳の立嶋にどこまで戦えるかは不安も過ぎります。周囲も身体を心配する声がありました。また辰吉丈一郎同様、本人が納得しているのであれば、やりたいようにやればいいという意見もあります。
そのTITANS NEOS6は現在決定している6試合が発表されています。立嶋の対戦相手は昨年12月デビューで3戦3勝(1KO)の小野智史(伊原/24歳)。ランカークラスとの対戦を期待していたので、ちょっと拍子抜けの感じがします。ここで敗れたり予想外の苦戦をしては先は無いかもしれませんが、もし江幡兄弟や晴山雄大との対戦があれば観たい気はしますね(勝手な希望です)。
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決定カード(契約ウェイトは未定)
※フライ級5回戦
日本フライ級チャンピオン/越川 大樹(市原)vs M-1スーパーフライ級チャンピオン/関 正隆(昌平学)
※ライト級3回戦
日本ライト級チャンピオン/朴 龍(市原)vs日本ライト級4位/中尾 満(伊原)
※フェザー級3回戦
立嶋 篤史(元・全日本フェザー級チャンピオン/ ASSHI-P)vs小野 智史(伊原)
※ライト級3回戦
飛猿(新宿)vs福岡 直矢(治政館)
※ヘビー級3回戦
日本ヘビー級3位嚴 士鎔(伊原)vsエド・リョーマ(バンゲリングベイ・スピリット)
※バンタム級3回戦
江幡 塁(伊原)vsBUNGELING-K(バンゲリングベイ・スピリット)
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他、松本哉朗(藤本)も出場予定。
〈堀田 8.8 23:50〉:No36
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石田、世界戦が正式発表
- 2009/08/08(土)
8・30大阪
▼WBA世界暫定Sウェルター級王座決定戦 12回戦
同級4位・石田順裕(金沢) × 同級5位・マルコ・アベンダーニョ(ベネズエラ)
▼10回戦
WBA世界フライ級11位・亀田大毅(亀田) × ホセ・アルベルト・クアドロス(メキシコ)
石田の世界暫定戦が正式発表。昨年9月、ダウンを奪われての苦しい2−1で勝った相手との再戦です。観戦者からは「石田の負け」の声が多かった試合でしたが、間に試合を挟まず約1年ぶりの再戦が世界戦となりました。
現在の正規王者ダニエル・サントス(カナダ)は、昨年7月に王座奪取も防衛戦がないまま。石田陣営によると、今後も防衛予定がなく今回の勝者が正規昇格する…と言っています。石田本人が「負けたら引退」を示しての覚悟の試合です。
アンダーではデンカオセーンへの挑戦が決まった大毅が7勝(2KO)9敗のノーランカーと前哨戦。ここ10戦うち7敗という選手なので派手なKOで世界戦の前宣伝とすることでしょう。(ハイセー)