氏名 リチャード・ブレイニー 年齢21歳 職業 新聞配達員


 状況 ◯ ヴィヴィアン・プロムナイト殺害推定時刻およびブレンダ・バレンタイン殺害推定時刻の
  アリバイがない。

◯ 被害者ヴィヴィアン・プロムナイト宅と隣室のハリー・パウエル氏宅に新聞を配達していた。
◯ ハリー氏からの一ヶ月間の新聞配達停止依頼連絡から、
  ハリー氏が長期不在する事実を知っていた。

◯ ブラック・マリア事件犯からの声明文に使用された切り文字はリチャードの配達していた
  新聞社のもの。

◯ リチャードの血液型はB型であり、現場であるヴィヴィアン宅に残されていた精液の血液型と
  一緒である。



 押収品 ヴィヴィアン宅から
◯記事中のLOVEの文字を囲んだ新聞を7部、HATEの文字
 を囲んだ新聞を3部。すべてにリチャードの指紋が確認された。

リチャード宅から
◯化粧道具箱。中に舞台用の黒い口紅も確認。鑑識の結果、口紅はヴィヴィアン殺害時に使用され
 た口紅と同じメーカーの物だった。

◯ピアノ線

◯バイスクル(トランプ)のデック(トランプの束)を25組。そのうちの8組は全てのカード
 が揃っておらず、8組のうち4組は♠Qのカードが欠けていた。

◯名簿。名前の横にリチャードによって番号が書き込まれていた。名簿の中にヴィヴィアン、
 アマンダ、ジェシー、サラの4人(ブラック・マリア事件の被害者、同一犯と推定された殺人
 事件の被害者)の名前と住所も確認。彼女達の名前は黒い線で消されていた。
 この名簿は殺害リストではないだろうか、と推定。

◯新聞20部。その中にブレンダ・バレンタインの血痕、
 およびリチャードの指紋が付着したHATEの文字を囲んだ新聞を確認。
 リチャードはこのHATEの新聞を警告の意味でブレンダに送りつけていたと思われる。
 ブレンダ殺害後、証拠品となるのを恐れ現場から持ち去り、自宅に保管。
 予想外に早い家宅捜査であった為、処分が間に合わなかった、と判断。

 リチャードによる自供

全部私がやりました。私はヴィヴィアンさんのことが好きでした。冷たくあしらわれたり、
挨拶したのに軽蔑の目で見られたりしたので許せませんでした。いつかこらしめてやりたいと思っていた
らハリーさんが長期出張すると聞いたのでチャンスだと思い犯行に及びました。
ブレンダさんにはH≠ニA≠ニT≠ニE≠フ文字を囲んだ新聞で警告していたにも関わらず、余計なことを言ったのでカッとなって殺害しました。他の娘たちもみんな私をバカにしたので罰を与えました。


報告者 LA市警 警部 ハンク・ワイルド