千葉市花見川区の花見川団地で洋服店員、豊田愛子さん(61)が殺害され、次女智美さん(22)が連れ去られた事件で、団地近くの駐車場脇の林で見つかった包丁(刃渡り約21センチ)の柄から仲田敬行容疑者(28)の掌紋が検出されたことが捜査関係者への取材で分かった。千葉県警千葉北署捜査本部は、この包丁が豊田さん殺害に使われたとみて調べを進めている。
捜査関係者によると、仲田容疑者は「(見つかった)包丁はリュックに入れて団地に持っていった」と供述しているが、依然として殺害容疑を否認しているという。
一方、栃木県佐野市で見つかった乗用車の中から、新たに片刃の刃物が見つかった。智美さんは「車の中で脅された」と証言しているといい、捜査本部は仲田容疑者がこの刃物で脅していた疑いを強めている。また、車内には仲田容疑者が事件当日に着ていたとみられる黒色のシャツがあった。豊田さんの返り血を浴びた可能性が高いとみて鑑定している。衣類が入ったリュックサックや毛布もあり、仲田容疑者が事件直前まで車内で生活していたらしい。【神足俊輔】
毎日新聞 2009年7月26日 19時49分