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千葉女性殺害:捜査員に男性店長「よく似た人が来ました」

 千葉市花見川区の花見川団地で洋服店員、豊田愛子さん(61)が殺害され、次女智美さん(22)が連れ去られた事件で、23日、殺人などの疑いで逮捕された住所不定、職業不詳、仲田敬行(ひろゆき)容疑者(28)は、那覇市中心部にある通称・沖映通り沿いの携帯電話販売店で、新規契約の相談をして店を出た直後、捜査員に取り押さえられた。

 男性店長(40)によると、仲田容疑者と豊田智美さんは22日午後4時ごろ一度来店。豊田さんが携帯電話を新規契約したいと話したという。店長は「本土からきたカップルの観光客と思った。2人とも淡々とし不審なところはなかった」という。22日は契約せず、2人は帰った。その後、店に来た捜査員に写真を見せられて「店に来なかったか」と聞かれ、「よく似た人が来ました」と答えた。

 23日午後4時ごろ2人が再び来店。女性店員が応対して1時間ほど話をしたが、契約に至らなかった。2人が店外に出た直後、捜査員十数人が取り囲み、仲田容疑者を近くに止めた捜査車両に連行した。仲田容疑者は抵抗せず、おとなしく車に乗り込んだという。沖映通りは那覇随一の繁華街・国際通りに連なり、事務所や商店、飲食店が建ち並び、人通りも多い。

 那覇市内のホテルには、千葉、沖縄両県警の警察官が訪れ、2人の顔写真を見せて、宿泊していないかを確認していた。沖映通りに近い沖縄都市モノレール「美栄橋(みえばし)」駅前のホテルでは22日午後、千葉県警の捜査員が「近くにいるので注意してください」と話したという。

 また、「県庁前」駅近くのホテルの従業員は22日、捜査員から「駅前の防犯カメラに容疑者と女性が映っていた。女性の親族名義のクレジットカードを使うかもしれない」と聞かされた。別のホテルは23日午後3時ごろ、捜査員から「容疑者は『シミズヨシオ』という偽名を使っているかもしれない。心当たりがあれば通報して」と依頼されたという。【三森輝久、三木陽介、門田陽介】

毎日新聞 2009年7月23日 21時34分(最終更新 7月23日 22時30分)

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