独女通信
だから結婚できない? 既女が見たダメ独女【独女通信】
とくにモテているわけでもなかったのに、20代でサクッと結婚する女性がいる。片や、才色兼備と噂されていて、本人も結婚したいと思っているのに独身のまま40を目前にしている女性もいる。
結婚できる女とできない女。この差はどこにあるのか? 独女同士が頭を突き合わせても回答が出そうもないので、今回は既女たちに、アラフォー独女に対するダメ出しをお願いしてみた。「独身の友人を前にすると、なかなか言えないけれど…」との前置きつき。良薬は口に苦しと覚悟して、ご賞味あれ。
常に「自分こそが正しい!」と仕事でもプライベートでもワンマンぶりを発揮する、40才の独女・A子さんに困惑しているのは、律子さんだ(32歳)。同僚たちとのフランクな飲み会で、仕事の愚痴をこぼした男性に、非の打ちどころのないアドバイスをするまではまだよかったが、最後に「あなたって、そもそも営業に向いていないかもね」と全否定。冗談にするしかないと、その場はみんなで笑っておさめたが、男性陣は陰で「オレ、ああいう女は無理」と囁きあっていたという。
「A子さんは自分の価値観を相手にも押し付ける『ジャッジ女』。他の同僚は、ブログに書いた内容を『私はそうは思わない』とわざわざ口頭で注意されたそうです。美人だし、その注意力が違った方向に転べば気配り上手になりそうなものなのに、自己中心的だから恋愛もうまくいかないのでしょうねぇ」。
美奈子さん(36歳)も、友人の独女・B子さんに頑固さを感じることがあるという。
「B子は同級生の彼がいる上に、料理上手で家庭的。いつでも結婚できそうなのに、彼に先延ばしにされているそうです。私が原因として思い当たるのは、彼はラーメン、ハンバーグ、カレーなど、ポピュラーな洋食が好きなのに、絶対に和食しか作ってあげないという点。和食が健康によいからというのがB子の言い分ですが、たまの手料理という些細なことにも妥協しないマイペースぶりが、男性に敬遠されてしまうのかもしれません」。
「彼を和食志向にするのは、結婚してからでもよいのでは?」という美奈子さんのアドバイスにもB子さんは耳を貸さないそう。理由は「今のうちに教育しておかないと、結婚後が大変だから」。
「結婚前は自分を彼好みのように見せ、結婚後に本性を出して夫を操縦するのが女のテクニック(笑)。ある意味、B子は不器用なのかもしれません」。
性格も異なれば、育った環境もまったく違う男と女。恋人を「自分色に染めたい」欲望は実は女性にだってあるのだが、その欲求が強すぎると、結婚というゴールはグンと遠のく。A子さんとB子さん、二人はタイプの違う女性だが、繋がっている根っこは同じだ。
男性誌での執筆の多いライターのMさんは次のようにアドバイスをする。
「近頃の独身男性は、自分の興味があることにばかりに熱中するオタク気質の人が多い。ですから、自分の趣味に理解を示してくれたり、一緒に楽しんでくれたりする女性に弱いんです。ビビる大木さんと酒井若菜さんは、互いに歴史が好きということをきっかけに交際に発展しましたが、有効な婚活という意味では、男性的な趣味を持つことも大切。
料理の腕を磨くより、ファーストガンダムのDVDを観てみるとかゲームに詳しくなってみるとか。話題のきっかけにもなるし、男心を理解していると受け取られやすいですよ」。
そこまでして男に合わせたくない! という気持ちこそが恐らく「だから独身…」な理由。もう一歩、相手に合わせる努力を心掛けたい。(中沢夕美恵) 全文
独女通信 08月08日14時00分
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