「自分も成長できた」と伊勢谷　ＮＨＫドラマ「白洲次郎」が完結 (2/2ページ)

　鈴木ＣＰは伊勢谷を「若き日のたけだけしさから、ドラマの進行に合わせて役を進化させていったのは素晴らしい」と絶賛。中谷については「第３話のラストでは正子さんが乗り移っているようで、迫力があった。撮影に向け、１年かけて能を練習するなど、役者魂を感じた」と言う。昨年秋に大腸がんの手術を受けた吉田茂役の俳優、原田芳雄にも「病気を克服し、大変な快演を見せてくれた」とたたえた。

　ドラマの演出を手がけた大友啓史ディレクターは「伊勢谷さんは理性と情熱のバランスのとれた役者。中谷さんは集中力がすごい」と評価した。

　第１、２回を９月２１、２２日に２夜連続で再放送した後、次郎が戦後、ＧＨＱと渡り合いながら新しい日本国憲法の作成に挑む姿を描いた最終回「ラスプーチンの涙」が２３日夜に放送される。