泣き崩れた酒井法子容疑者…捜査員はピーンときた

東京・渋谷署に入る酒井法子容疑者を乗せた車両＝８日午後９時３９分 Photo By 共同

　女優酒井法子容疑者（３８）＝が８日、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された事件で、警視庁は、酒井容疑者が行方不明になった後、早い段階から覚せい剤所持の疑いがあるとの見方を強め、捜査を進めた。

　警視庁によると、疑いを持った発端は、夫の高相祐一容疑者（４１）の現行犯逮捕に立ち会った際の酒井容疑者の応対ぶりだった。

　東京・渋谷の路上で３日未明、職務質問を受けた高相容疑者が下着に隠していた袋の中身が検査で覚せい剤と特定されると、酒井容疑者は泣き崩れた。

　自身も任意同行や尿検査を求められると強く拒否。「子供を預けているので」と、一緒に駆け付けた男性と車で消えた。

　警視庁は、長男（１０）も行方不明となったため２人の発見に全力を挙げる一方、酒井容疑者については捜査を開始した。

　高相容疑者の関係先として別居中の酒井容疑者の自宅を家宅捜索して微量の覚せい剤や吸引器具を押収、高相容疑者からは酒井容疑者が覚せい剤を使用していたとの供述を得た。

　６日夜、長男が知人に預けられているのを確認すると、警視庁はその日のうちに酒井容疑者の逮捕状を請求した。

[ 2009年08月08日 22:09 ]