2009年 8月 9日
中四国に大雨
中四国地方に、9日激しい雨が降りJRや高速道路など交通機関にも影響が出ました。気象台によりますと中四国地方に南から湿った空気が流れ込み、10日に向けても激しい雨が降る予想です。この雨の影響でJR高徳線では、志度駅と徳島駅の間で、列車の運転を見合わせました。また、高松自動車道では、志度ICと鳴門ICの間で、上下線ともに通行止めとなりました。一方、瀬戸大橋の櫃石島橋で車両事故があり瀬戸大橋の上り線がおよそ7キロにわたって渋滞しました。

香川用水の取水制限解除へ
高知県の早明浦ダム上流にも雨が降り、ダムの貯水率が回復したため、10日午前9時、香川用水への取水制限が解除されることになりました。早明浦ダム上流には、降り始めから9日午後4時までに、125・7ミリの雨が降りました。そのため、ダムの貯水率は、9日午後5時現在77・1パーセントまで回復しています。国や4県などで作る吉野川水系水利用連絡協議会は、今後もしばらく貯水が期待できるとして、10日午前9時に、取水制限を解除することにしました。これに伴い、四国地方整備局の渇水対策本部は解散します。

有森裕子も参加 トップアスリート指導教室
子供たちにスポーツの楽しさを学んでもらおうとトップアスリートを招いて直接指導を行うキッズスポーツキャンプが岡山市で行われました。キャンプには県内の小学生60人が参加し、きょうは岡山市出身のオリンピックメダリスト有森裕子さんやファジアーノ岡山の選手7人が招かれ、岡山市内の小学校で授業が行われました。授業では2人で手を使わずにボールを運んで競争するゲームが行われ、子供たちは仲間と協力することの大切さを学んでいました。キャンプは11日まで行われます。

桑田真澄さん 高松市で講演
元プロ野球で元メジャーリーガーの桑田真澄さんが、高松市で講演を行い、夢を持つことの大切さを語りました。講演会は香川県教職員連盟が企画したもので、会場には、全国から約千人の教員が集まり、桑田さんの話に聞き入っていました。巨人軍のエースとして活躍した桑田さんは、ケガでの挫折を繰り返しながらも、おととし、アメリカに渡り、念願だったメジャーリーガーとしてマウンドに立ちました。桑田さんは、「将来の目標を持つことで人生は変わり、努力を続けることが出来る」と話し、夢を持つことの素晴らしさを子供達に伝えてほしいと訴えました。

小学生250人でスーパー鬼ごっこ
総勢250人の小学生が参加した鬼ごっこが、香川県まんのう町で行われました。「スーパー鬼ごっこ」と題したこのイベントは、なじみ深い遊びを通じて、子供たちの交流を深めてもらおうと今年初めて企画されたもので県内各地から約250人の小学生が集まりました。子供たちは、8つのチームを作り、鬼になったスタッフに捕まらないように15分間、逃げ回りどれだけ多くの人が、捕まらずに残っているかを競います。子供たちは、元気一杯体育館を駆け回っていました。鬼ごっこを企画したさぬき青年会議所では、こうしたイベントを通じて、子供たちだけでなく、地域全体の交流が広がっていけばと話しています。

倉敷市民写真コンテスト審査
倉敷の魅力を再発見してもらうために開催された倉敷市民写真コンテストの審査会が開かれました。審査会には主催するライカ同盟にも所属し日本を代表する写真家の高梨豊さんや作家で画家の赤瀬川原平さんなど5人の審査員が出席しました。このコンテストは、倉敷市のまだ気づかれていない魅力を独自の視点で表現してもらおうと開催されたもので、全国から608の作品が集りました。作品は風景だけではなく、物や人など「倉敷らしさ」が伝わる個性的な作品が多くそろっていて審査員は1枚1枚、丁寧に見定めていました。

平家物語絵巻のすべて展
平家の盛衰を描いた「平家物語絵巻」の展覧会が岡山市の林原美術館で始まりました。約350年前の江戸時代前期に描かれた「平家物語絵巻」は、越前松平家に伝わったもので全36巻をつなげば約940メートルにもなる大絵巻物です。展示は前後期に分けて行なわれ前期は「祇園精舎の鐘の声」で始まる有名な冒頭部分から平清盛が熱病で倒れるまでの場面など23点が並べられています。平家物語絵巻の全巻の展示は12年ぶりということです。「平家物語絵巻のすべて」展は岡山市の林原美術館で来月27日まで開かれます。