2009.08.08 Web posted at:  18:33  JST Updated - CNN
サイエンス

氷河の減少速度、これまでの予想以上と USGS

写真
溶解が進むアラスカ州のグルカナ氷河=USGS提供

(CNN) 米ワシントン州とアラスカ州の氷河を過去半世紀にわたって観測し続けている米地質調査所(USGS)の研究者が、氷河が融解して消失する速度が、これまで考えられていた以上に速いとする調査結果を発表した。

USGSは1959年から、両州にある3つの氷河を観測している。このうち、ワシントン州のサウス・カスケード氷河は1960年以来、容積が半分になり、さらに今後100年以内に、現在からさらに半減すると予測されるという。

USGSの研究者エドワード・ジョスバーガー氏は、この3つの氷河は世界にある多くの氷河の「指標」となるもので、この状態から世界各地の氷河も同様に、速いペースで溶解しているだろうとし、地球の温暖化が進んでいることを裏付けると指摘している。

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