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警視庁、酒井法子容疑者に逮捕状 自宅から覚せい剤、行方捜査
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| 2008年3月、裁判員制度導入を控え、広報用映画「審理」が完成。試写会後、記者会見する主演の酒井法子容疑者=最高裁 |
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| 酒井法子容疑者 |
警視庁組織犯罪対策5課は7日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで女優酒井法子容疑者(38)=本名・高相法子=の逮捕状を取った。酒井容疑者は夫の自称プロサーファー高相祐一容疑者(41)が同容疑で逮捕された3日未明から所在が分からず、警視庁が行方を追っている。発見次第、逮捕する方針。 月額105円/携帯サイトで内外ニュース
警視庁は7日までに、酒井容疑者の東京都港区の自宅を家宅捜索し、微量の覚せい剤を押収した。高相容疑者の供述なども踏まえ、酒井容疑者の逮捕状取得に踏み切った。
警視庁によると、高相容疑者は3日未明、東京都渋谷区の歩道を歩いていたところを警察官に職務質問され、微量の覚せい剤が入ったきんちゃく袋を下着の内側に隠していたため現行犯逮捕された。
警視庁によると、酒井容疑者は職務質問の直後、電話で呼び出され、知人男性と車で現れた。高相容疑者の持っていた袋について「下半身の薬だから見せられない」と警察官に説明したが、袋の中身が覚せい剤と分かり逮捕されると、泣き崩れたという。
酒井容疑者も渋谷署へ任意同行を求められたが拒否。自身の尿検査についても「絶対に嫌です」と拒んだ。その後、酒井容疑者は知人男性と車で立ち去り、長男(10)とともに行方不明となった。高相容疑者の母親が赤坂署に捜索願を出した。
酒井容疑者は1986年にデビュー。「のりピー」の愛称で親しまれ、最高裁が裁判員制度の広報用に作成した映画「審理」でも、主演として裁判員に選ばれる主婦役を演じていた。
酒井法子(さかい・のりこ)1971年福岡市生まれ。本名は高相法子(旧姓酒井)。化粧品メーカーのイメージガールコンテストに入選したのをきっかけに、86年のテレビドラマ「春風一番!」に出演。87年にはレコードデビューした。「うれピー」などの独特の言葉遣いが「のりピー語」と呼ばれ、話題となった。90年代には中国語で歌を発表し、台湾、香港、中国などでも人気に。出演したテレビドラマ「ひとつ屋根の下」「星の金貨」がヒットするなど女優としても活躍した。98年、自称プロサーファー高相祐一容疑者(41)=覚せい剤取締法違反(所持)容疑で3日に逮捕=と結婚。翌年男児を出産した。
(共同通信社)
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