8日午前11時ごろ、さいたま市大宮区大門町の銀行の現金自動預払機(ATM)コーナーで、パート女性(44)が引き出した1万円札1枚を、そばにいた男が奪おうとした。女性は抵抗し、男は何も取らずに逃走した。
店の外を通り掛かった女子高生2人が目撃。自転車で約150メートル追跡、近くにいた男性と協力して男を取り押さえ、通報で駆けつけた埼玉県警大宮署員に突きだした。
大宮署によると、窃盗未遂の現行犯で逮捕されたのは、住所不定、無職、清水優樹容疑者(26)。約2カ月前に関西地方から仕事を探すため上京したが、仕事が見つからず同市内で寝泊まり。「金がなく腹がすいたので盗もうとした」と供述しているという。
女子高生は県立高校3年の17歳と18歳で、陸上部の部活動の帰りだった。